仙石浩明の日記

2006年3月17日

「分からない」と言おう

技術者にとって一番重要なのは、「分からない」と言える能力。 太古の昔から、無知の知と呼ばれているもの。

なにが分かっていないか、分からなければ勉強のしようがない。 分かったつもりで済ませていては、いつになっても真の理解は不可能。

小学生のころ、私は答案に平気で「デタラメ」を書いていた。 デタラメを書いているという意識ではなく、 分かったつもりになって正しい答えを書いているつもりだった。 あまりに自由な発想でデタラメを書くので親が心配したほど。

ところが、中学生のころ、同級生にとても優秀な奴がいた。 彼は、一を聞けば十を理解した。 あまりに早く分かったというので、信じられずに 残りの九を説明しようとすると、先回りして答えられてしまった。

そんな彼が、「分からない」を連発する。 つまり分かった、と言うのも早いが、 分からない、と言うのもとても早かった。

そんな彼を見て、私は「分からない」と言えるのは カッコイイことなんだと思った。 なんとかして自分も、「分からない」と言えるようになりたい、 と思った。

自分が本当に理解しているのか、 それとも単に分かったつもりになっているだけなのか、 常に自省する習慣が身についたのは、 彼のおかげだと思う。

Filed under: 技術者の成長 — hiroaki_sengoku @ 09:26

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