仙石浩明の日記

2006年6月13日

ロングテール戦略が格差社会を生む: 究極の搾取

仮説: ロングテール戦略が格差社会を生む の検証の一回目 (全七回を予定)。

究極の搾取

剰余価値が生まれて以来、 持つ者が持たざる者を 搾取する、 という構図は変わらない。

産業革命の時代、資産とは生産諸手段だった。

情報革命の今日、資産とは知能である。

頭のよい者が儲け、頭がよくない者は自覚のないままに搾取されている。 搾取と言っても、一人一人の額は微々たるものだから、気付かないのだろう。 たまに、「ボロ儲け」した奴はけしからん、と一部の金持ちが槍玉にあげられるが、 本当の金持ちは目立たないようにしているものだ。 一人一人に対する搾取は極めて少額でも、 情報技術の力によって集めれば莫大な額になる。

かつて「搾取」が持っていた暗いイメージはもはやない。 産業革命時代の搾取と違って、 今日の搾取には悲惨さは微塵もない。 かつての搾取はその悲惨さによって下層階級を固定していたが、 今日の搾取にはその力はない。 したがって産業革命時代と異なり、 今日は搾取それ自体が格差社会を生んでいるわけではない。

その一方で、富を集積する力は従来と変わらず圧倒的である。 しかも、産業革命時代の機械と比べると、 今日のコンピュータおよびネットワークは、 費用対効果が極めて高い。

圧倒的な効率で富を集積する力を持ち、 しかも負の側面をほとんど持たない。
まさに究極の搾取と呼ぶにふさわしいだろう。

Filed under: 自己啓発 — hiroaki_sengoku @ 07:47

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