仙石浩明の日記

2007年12月19日

ひたすらコンピュータに没頭した学生時代

あすなろ blog の CTO キャリアライフインタビューを受けました。 私は普段、 昔話はできるだけしないように気をつけていた (だって「老害!」って思われちゃいますからね) のですが、 このインタビューでは冒頭いきなり

そもそもコンピュータに興味を持ったきっかけから教えていただけますか

と聞かれてしまい、 封印していた過去が一気に吹き出してしまいました。 なんせ 30年近い昔のことですから、 最近コンピュータを始めた人にとっては 何の興味も持てないんじゃないかとちょっと心配です (インターネット元年であり Windows ブレイクの年でもある 1995年も、 私の感覚だと「つい最近」の出来事だったりします ^^;)。

そして今日は、 「Commodore 64」の生みの親、J・トラミエル氏インタビュー という記事を見つけてしまいました。

Commodore !

Commodore PET 2001 !

Commodore VIC-1001 !

なにもかも懐かしい ! 昔の記憶がどんどんよみがえってきます。

パーソナルコンピュータの歴史に最も大きな影響を与えた人物について語るとき、 人はよく、Steve Jobs氏、Steve Wozniak氏、Bill Gates氏、Paul Allen氏、 Gordon Moore氏、Andy Grove氏などの名前を挙げる。
だが、確実に彼らと同じグループに属する人がもう1人いる。 Commodoreの創業者で、後にAtariの最高経営責任者(CEO)を務めた Jack Tramiel氏だ。 「Commodore PET」や「Commodore VIC-20」、 さらに、パーソナルコンピュータ史上最も販売台数が多いとされる 「Commodore 64」(C64)を世に送り出した人物として、 Tramiel氏は、他の誰よりも強い影響力を持っていたのかもしれない。

私に最も大きな影響を与えたのは、 Apple でもなく、MS Basic でもなく、8080 CPU でもなく、 PC-8001 でもなく、Commodore でした。 CTO インタビューでは、 「なぜかはじめからコンピュータが好きだった」と答えたのですが、 中学校での PET 2001 との出会いがなければ今の私は無かったかも知れません。

中学3年生になって、だんだんBasicでゲームを作るほかに、 もっと下のレベルでプログラミングができるということがわかってきて、 機械語と呼ばれていた言語に興味を持つようになりました。

インタビューの時は忘れていたのですが、 私が機械語 (マシン語。メモリ上で即実行可能なバイナリのことです) を学ぶきっかけになったのは、 当時コモドールジャパンが発行していた小冊子「VIC!」でした。 この小冊子のコラムに、 機械語の簡単な紹介があって、 EA (16進コード) も機械語の命令の一つ、といったことが書かれていたのでした。 0xEA は 6502 CPU では NOP 命令なのですが、 そのコラムは、 「NOP は何もしない、という命令ですが、 読者の皆さんは何もしないのではなく、 VIC をきっかけにコンピュータを学んでいって欲しい」といった主旨の言葉で しめくくられていました。

このコラムがきっかけとなって、 なんとかして EA 以外の命令も知りたいと思うようになりました。 今と違ってインターネットも検索エンジンもありませんから、 当時中学生だった私が 6502 の命令セットを見つけ出すことは難しく、 それだけに一層「切望感」がつのったのでした。

私が初めてコンピュータに触れたのは、中学一年生の終わり頃である。 「マイコン部」なるものがあって、 3台のCommodore PET 2001を 20人以上の部員で使っていた。 しかも「部活動」は週一回 50分ほどだったと記憶しているので、 PET 2001 に触れるのは、二週間に一度、25分だけ、 しかも二人で一台を使う形だった。 最初のうちは BASIC を使って簡単なゲームなどを書いていたが、 6502 のインストラクションセットをどこからか見つけてきて (どこで見つけたのだろう? 当時はその手の資料を中学生が見つけることは、かなり難しかったはず)、 ハンドアセンブルしたコードを BASIC の poke 文でメモリに書いて 実行させて遊んだりした。

いまさらですが、 現代は便利な世の中ですねぇ... the 6502 microprocessor resource なんてページが簡単に見つかるのですから... こんなページを中学生時代の私が見たら、 「宝の山」を発見した感激で卒倒したことでしょう。 当時の私が苦労の末ついに見つけたのは、 65CE02 Microprocessor の 10, 11 ページの表だったのではないかと思います。

Filed under: 技術者の成長 — hiroaki_sengoku @ 21:00

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