仙石浩明の日記

2008年6月13日

HP ProLiant ML115 で、IPMI ハードウェア・ウォッチドッグ・タイマー ipmi_watchdog を使ってみる

ハードウェア・ウォッチドッグ・タイマー iTCO_wdt のススメ」へのリンクを張って頂いた:

HP ML115 には IPMI (Intelligent Platform Management Interface) という 便利なインターフェイスが内蔵されています。 ... (中略) ... IPMI 機能の一つ、watchdog timer 機能を利用してみようと思います。
... (中略) ...
watchdog timer の動作に関しては、 こちらの方が 詳しいので興味ある方はご確認ください。 さて、どうやって watchdog を起こすかというと、 先ほどインストールしたドライバと ipmitool を利用します。

うっ、ML115 の IPMI には、 ウォッチドッグ・タイマーの機能もあったのか (何たる不覚 orz)。 今まで ML115 では、 ソフトウェア版ウォッチドッグ (softdog.ko モジュール) を 使っていたので、 速攻で IPMI のハードウェア・ウォッチドッグ・タイマーに乗り換えてみた。

Linux カーネル・ソースの Documentation/IPMI.txt を見ると、

A watchdog timer is provided that implements the Linux-standard
watchdog timer interface.  It has three module parameters that can be
used to control it:

  modprobe ipmi_watchdog timeout=<t> pretimeout=<t> action=<action type>
      preaction=<preaction type> preop=<preop type> start_now=x
      nowayout=x ifnum_to_use=n

ブート時に「modprobe ipmi_watchdog」を実行するだけで使えそうである。 タイムアウトを「timeout=<t>」で指定できるが、 私のマシンでは「蹴り代行」デーモンを走らせている (「ハードウェア・ウォッチドッグ・タイマー iTCO_wdt のススメ」参照) ので、 デフォルトのタイムアウトである 10 秒のままでも問題無い。

「action=<action type>」には、タイムアウト時の挙動を指定する。 「reset」(ハードウェア・リセット)、 「power_cycle」(電源OFF してから電源ON)、 「power_off」(電源OFF) を指定できるが、 デフォルトは「reset」なので、これも指定しなくて構わない。

「nowayout=0」を指定すると、 /dev/watchdog をクローズ時にウォッチドッグ・タイマーが止まる。 ウォッチドッグ・タイマーは、 いったん動き出したら何が起ろうと止めるべきではないと思うし、 デフォルトは「nowayout=1」(つまりクローズしても止まらない) なので、 これも指定する必要はない。

というわけで、ipmi_watchdog を使ってみる:

# modprobe ipmi_watchdog
# echo @ > /dev/watchdog

/dev/watchdog が存在しない場合は、「mknod /dev/watchdog c 10 130」を実行して、 /dev/watchdog を作成しておく。

10秒後、勝手にリセットがかかった (めでたしめでたし)。 リセットを防ぐには 10秒以内に /dev/watchdog へ書込み続けなければならない。 例えば、

#!/bin/sh
while true; do
    echo @ > /dev/watchdog
    sleep 5
done

といったスクリプトを走らせ続ける。 このスクリプトだとシンプルすぎて、 システムに異常が起きたときも動き続けてしまう (だからタイムアウトが発生しない) 恐れがあるので、 while ループの中にシステム異常を検知する (異常が起きたときは 10秒以上時間がかかる) ようなコマンドを入れておくとよい。

何かの都合でタイマーを止めたい (止めるべきではないが) ときは、 「V」を /dev/watchdog に書込む。

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 08:17

1件のコメント »

  1. #!/bin/sh
    exec > /dev/watchdog
    while true; do
    echo @
    sleep 5
    done

    このように変更しないと、5秒ごとに、
    kernel: watchdog watchdog0: watchdog did not stop!
    といったログが出続けるようです。
    /dev/watchdog をオープンし、「V」を書き込まずにクローズすると、そのタイミングでwarningとなりました。
    /dev/watchdog をオープンしたままにしておく、という仕様のようです。

    私の環境では、1度でもOS再起動したら、5秒ごとに出続けて困りました。

    コメント by 浜田 — 2018年3月15日 @ 17:11

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