仙石浩明の日記

2006年4月11日

同時に考えよう (2)

同時に考えよう」で無意識の思考について私自身の経験について述べたのであるが、驚いたことにそういう仮説が実際にあって、実験も行われているらしい。

Don't think too much, It's allright」(医学都市伝説)で紹介されている論文によると、

多くの判断要素のある事柄の選択については、無意識的思考が勝るという作業仮説から研究を行った。仮説は「集中なき熟考」と名付けられ、それを元に消費選択についての四つの実験が行われた。これらは実験室だけでなく、街角の商店でも行われ、複雑な判断要素のある商品購入の際には、意識を集中させた熟考によって、かえって悪い結果を得られることが確かめられた」。

だそうだ。この仮説が「都市伝説」なのかどうかよくわからない (^^;) が、

著者たちはこれらの結果から、どこに住み、どんな仕事をするかというような、多くの判断基準が錯綜する事柄について選択をする場合、それらの条件をいったん胸に納め、それに集中することなく「無意識下」で暖めておくことが、もっともよい決断結果が得る道だと主張している。

という主張は、私の感覚ととてもよくマッチする。判断基準から選択を行う思考の場合だけでなく、初めて見る数学の問題を解くとか、さらには全く新しいアイディアを思いつく、などといったような創造的な思考をも無意識下に行える、と私としては主張したいところであるが、実験で「創造的な思考を行えたか」検証するのは難しそうだ。

Filed under: 自己啓発 — hiroaki_sengoku @ 06:44

2件のコメント »

  1. ご無沙汰しております、ヒルズで美味しいうどんを頂いた寺尾です。
    無意識の思考については、私も前々から非常に興味をもっております。
    これは将棋のプロが明示的に使いわけているようです。羽生氏は直感で
    何通りか次々に解候補が無意識に浮かんでくるので、意識下どれが最適
    か検算をしていると明言していますが、その他のプロの解説でも”直感的
    には~ですが、よく考えてみると~”といったパターンの発言が多いです。
    私もこれは、Shorなどの量子演算と類似性があるなと思っていました。
    また映画BeautifulMindの中でも”オッペンハイマー博士は問題を解く前に
    答えが分かる”という台詞がありますが、具体的な解答を考える前に”をっ
    この問題は解けた!”という感触を得ることは、私や周辺(上司など)でも
    あるとの認識を持っています。おそらく後回しにした問題の解が浮ぶとき
    の仙石さんもこのような感覚があるのではないでしょうか。

    コメント by 寺尾創 — 2006年4月19日 @ 08:51

  2. 人の「意識」は心の中心ではなく、脳の様々な活動のロガーに過ぎなかった!

    唐突に何かを「ひらめく」という経験は誰しもあるだろう。
    「ひらめき」が天から降ってくる、というのは考えにくいので、
    意識はしていないもの何らかの思考が脳の中で行なわれ、
    その思考の結果が意識にのぼったとき、
    「ひらめく」と考えるのが自然だろう。
    こ….

    コメント by 仙石浩明の日記 — 2006年8月3日 @ 09:34

この投稿へのコメントの RSS フィード。

コメントする