仙石浩明の日記

2012年2月21日

シンガポールで SingTel と StarHub プリペイド SIMカードを買ってみた

チャンギ国際空港 Terminal 3 に着いて入国審査を終えると、 (Baggage Claim に行く前の) Transit Lounge に RHB Bank の両替所があって、 SingTel の Prepaid SIM を購入できた。 支払いは現金のみだが、 入国審査ゲートを抜けた直後に ATM があり、 既にシンガポールドルを得ていたので、 スムーズに SIM を購入できた (もっとも、両替所なのだから日本円でも買えるはず)。 と、ここまで飛行機を降りてから (入国審査も含めて) 10分もかかっていない。 初めて訪れた国で、 ここまで手早く SIM を購入できたのは初めて。

RHB Bank Currency Exchange

RHB Bank 両替所 ↑ の裏は UOB (大華銀行) の両替所になっていて、 そこでは StarHub の SIM を購入できたことを後で (出国時に) 知った。 「裏には UOB の両替所があるよ!」 って看板を出しておいて欲しい... 入国時は時間がない (荷物が出て来る前に Baggage Claim にたどり着きたい) のだから、 カウンターをぐるっと回って裏まで見に行っている余裕はない。

パックツアー (といっても空港⇔ホテルの送り迎え以外は全日程終日自由行動) なので SIM を購入するなどの (他のツアー客を待たせる) 単独行動は慎まなければならないが、 この空港のように Baggage Claim 以前に (SIM を売ってる) 両替所があると、 荷物が出てくるまでの時間を有効に活用できるので、 とても助かる。

ただし、 街中では S$15 (約 900円) で売ってる額面 S$18 の SIM は空港内では買えず、 S$28 (約 1700円) あるいは S$50 のみ。 StarHub (後述) も、SIM (S$15) だけで買うことはできず、 Top-Up カードと抱き合わせ。 さらに、 空港ではデータ通信専用の SIM は売っていないらしい (未確認)。 私にとって通話機能は必須 (妻との連絡のため) なので、 データ通信専用 SIM には興味がなく、 売ってるか否かの確認はしていない。 街中だと数多くの SIM から好きな電話番号の SIM を選べたりもするので、 急いでいるのでなければ街中で買った方がいいかも。

税関を抜けてツアーガイドに会ったら、 他のツアー客はまだ出てきていないとのことなので、 もう一枚、 別のキャリアの SIM を買おうと思って到着ロビーを見渡す。 UOB (大華銀行) の両替所があったので、 StarHub の SIM を購入した。 シンガポールには SingTel と StarHub の他に M1 もあるが、 あいにく M1 Shop は少し離れたところ (到着ロビー中央) にあって目に入らなかった。

StarHub MaxMobile ホテルに向かうツアーバスの中で、 StarHub の SIM を Galaxy Nexus に入れてみる。 「98500000」 をダイヤルして SIM カードを activate. 次に 「*131#」 にダイヤルすると、 左の写真のような表示 (クリックで拡大) になる。

電話アプリに、 こんなメッセージを表示したり、 こちらからの返答を送信したりする機能があったとは。 USSD (Unstructured Supplementary Service Data) って言うらしい。 2G 時代の昔からあるプロトコルだが、 (「*〜#」 へダイヤルして終わりとするのではなく) ユーザからの入力を求める場面で使われるケースは珍しいように思う。 SMS に似ているが、 USSD は 182 文字までの通信で、 SMS と違ってセッション中は接続しっぱなしらしい。

私は 「1GB at S$7 (7D)」 つまり S$7 (約 420円) で 7日間有効な 1GB プランを選んだ。 転送データ量が 1GB を超えた場合にどうなるか (1GB ごと自動的に S$7 引かれるのか、 1GB に達した時点で通信不能になるのか、 はたまた S$0.27/KB の従量課金になるのか) は不明。 「3」 を送信すると確認画面が表示されるので 「Confirm」 するとデータ通信できるようになる。

続いて、 SingTel の SIM を (妻の) Galaxy Note に入れた。 こちらは activate 不要で即、使える。 試しに Galaxy Nexus から電話をかけてみたら、 無事 Galaxy Note が鳴った。 データ通信を行なうには、 APN として 「hicard」 を設定する。 5MB までのデータ通信が無料で可能。 5MB くらいはスマホだとすぐ使い切ってしまうので、 「727050」 へ 「3」 とだけ書いた SMS を送る。 すると、 以下の SMS が 727011 から届いた:

Pls reply with the options:
1. Check for existing Data bundle/expiry date for Notebook/Tablet
2. Subscribe to Data bundle for Notebook/Tablet

送信元の電話番号は (少なくとも) 下3桁の部分は毎回変わる。 選択は SMSアプリでフツーに返信すればよい。 USSD による操作方法を見た後だと、 SMS による操作はやぼったく見える。 「2」 を返信すると、 以下の SMS が 727012 から届いた:

Pls reply with the options:
1. Value Surfer 10MB @ $1 valid for 7 days
2. Super Surfer 1GB @ $7 valid for 7 days
3. Unlimited Data Plan @ $6. Valid for 1 day
4. Unlimited Data Plan @ $15. Valid for 3 days
5. Unlimited Data Plan @ $25. Valid for 7 days

私は 「2」 を返信した。 つまり 7日間有効な 1GB プラン。 無制限データプランも魅力的だったのだが、 5日間の滞在で 1GB 以上使うとは思えなかったため。

すると、 確認を求める以下のような SMS が 727015 から届いたので、

You have selected to buy Super Surfer Pack of 1GB. $7 will be deducted from your Main Account balance. To confirm, reply 1.

「1」 を返信した。

以上で、 2枚の SIM とも通話・通信が可能になった。 両 SIM とも HSPA (High Speed Packet Access) によるデータ通信が可能だが、 1Mbps 程度の転送速度しか出ていなかったように思う。 StarHub の方が下り 2Mbps くらいまで出ることがあるものの、 上りに関しては StarHub は (場所によっては) 速度の低下が著しく (100kbps 以下になる)、 SingTel の方が安定していた。 両 SIM とも (観光地など) 人が大勢集まる場所では接続できないケースが頻発し、 (同程度にサービスエリアが狭い) 香港と比べるとインフラ整備が追い付いていないような印象を受けた。

StarHub は、 Galaxy Nexus に初めから登録されていた APN 「internet」 のままでも通信できたが、 場所によっては接続ができないこともあったため、 「shppd」 に設定し直した。 「shppd」 は StarHub PrePaiD の意味だと思うが、 この設定が必須かどうかは不明。

その晩、 ホテルに戻って Galaxy Nexus (StarHub SIM) をポータブルWi-Fiアクセスポイント (いわゆるテザリング) として利用したら、 (このアクセスポイントに接続した) ノート PC で WWW ブラウズがほとんどできなくて驚いた。 ssh だとそれなりに通信できるので、 TCP/IP セッションを短時間に大量に張ろうとすると、 パケット落ちが著しいのだと思われる。 画像がたくさんある WWW ページ (きょうび、そういうページばかりだけど) をアクセスしようとすると、 全くといっていいほど画像が表示できない。

これでは使い物にならないと思い、 Galaxy Note (SingTel SIM) をポータブルWi-Fiアクセスポイントとして利用したら、 (1Mbps 程度なので速くはないが) それなりに WWW ブラウズもできる。 下り転送速度だけを見ると StarHub の方がむしろ速く見えるだけに、 ユースケースに合わせた評価方法が重要と再認識。

いくら下り通信速度が速くても、 わたし的にはホテルでテザリングができなければ論外なので、 翌朝ホテル近くのセブンイレブンで SingTel の SIM を買い直した。 パスポート等を提示する必要があるが、 (空港と違って) S$15 で買えるし、 複数の SIM の中から好きな電話番号の SIM を選ぶことができる。

ホテルに戻って、 朝食を食べながらデータ通信の設定を行なう。 シンガポール滞在は 3日後の 15:00 まで (78時間くらい) なのだけれど、 ものは試しと 「4. Unlimited Data Plan @ $15. Valid for 3 days」 つまり 3日間有効な無制限データプランにしてみた。 これでテザリングも転送量を気にせず行なえる。 最終日は使えなくなってしまうが、 (7日間データ通信できる) StarHub の SIM もあるから構わないかな... と思っていたら、 72時間が経過した後 (初日を 1日目と数えれば 4日目の朝) も問題無く使えてしまった。 飛行機に搭乗した 15:30 ギリギリまで通信できたのは何故なんだろう...?

S$20 未満の SIM だと有効期限が 120日 (S$20 以上だと 180日)。 幸い、 Online Top-Up がクレジットカードで可能であるようなので、 期限切れになる前に Top-Up を行なえば、 シンガポールを訪れなくても SIM を維持し続けることが可能 (と思われる)。

Filed under: SIM — hiroaki_sengoku @ 16:53

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