仙石浩明の日記

2016年8月3日

カナダで fido と WIND と Virgin のプリペイド SIM カードを買ってみた

8年ぶりのバンクーバー。 前回来た (2008年5月) 後にバンクーバーオリンピック (2010年) があって、 街がいろいろ変わってた。 オリンピックが終わっても不動産バブルはドンドン膨らみ続け、 巨大なビルがドンドン建てられている (が、テナントは入らず既にバブル崩壊状態?)。

でも、 それに負けず劣らず大きく変わったのがネット環境。 2008年5月当時はスマホがまだ一般的でなく (iPhone 3G の発表は 2008年6月)、 通信手段と言えばモデムだけ。 ホテルの部屋に LAN は無く、 公衆無線LAN も部屋には届かず、 かろうじていくつかのカフェで Wi-Fi が利用できたので、 わざわざカフェまで行ってネットにアクセスしていた (2008年なので Advanced W-ZERO3[es] で)。 滞在中ほとんどネットにアクセスできなかった (しかもホテルでさえネット無し!) なんて、 今から思うと考えられない。

ちなみに 2008年当時でも、 ワイキキなら多くのホテルは部屋まで LAN が来ていたし、 ホテルの部屋から公衆無線LAN でネットにアクセスすることもできた。 2008年くらいにもなるとモデムを使う羽目に陥ったことは皆無だったはず。 米国のホテルでモデムを使ったのは 2005年くらいが最後だったと思う。

8年前に泊まったホテルも、 今回のホテルも、 ロブソン通 (Robson St) に面していてすぐ近く。 8年前と違うのは周囲にケータイ屋が溢れている点。 ホテルを出てちょっと歩き回ってみるだけで、 fido, WIND, Virgin, Telus, Bell, Rogers など、 ほとんど全てのキャリアのお店を見つけることができた。 ホテルから歩いて最初に見つけた fido に入ってみる。

Fido Solutions

Fido Solutions は Rogers の子会社。 fido という名前の有名な犬がイタリアにいたらしい。 空襲の犠牲となった主人を14年間待ち続けたイタリアの忠犬フィド (イタリア語だと 「フィド」 だけど、 英語では 「ファイド」 と読むようだ)。 この犬にちなんで fido のロゴには犬小屋が描かれている。

fido のプリペイドSIM には、 月額 (By the Month) プラン ($15.75, $25.75, $30, $35, $45, $55, $60, $70) と従量 (By the Minute) プランと一日 (By the Day) プランがある。 もちろん 「$」 はカナダドル、以下同様。 月額プランのうち $15.75 〜 $35 のプランと、 一日プランは通話&SMS のためのプラン (例えば $35 の月額プランは 500分の通話が含まれていて SMS は無制限に使える) で、 データ通信に関しては従量プランと同じ。 したがってデータ通信がメインで SMS は使わない人 (= 私) にとっては、 $15.75 〜 $35 の月額プランや一日プランは (従量プランと比べて) メリットが無く、 従量プランあるいは $45 以上の月額プランが選択肢となる。

従量プラン$15.75$45$55$60$70
ローカル通話40¢/分30¢/分含300分含500分無制限無制限
長距離通話80¢/分70¢/分45¢/分45¢/分無制限無制限
夜間通話放題無し無し5pm-7am5pm-7am全日全日
国内SMS30¢/通無制限無制限無制限無制限無制限
国際SMS35¢/通無制限無制限無制限無制限無制限
データ通信要アドオン要アドオン400MB
5¢/MB
750MB
5¢/MB
1GB
2¢/MB
2GB
2¢/MB

もちろん「¢」はカナダセント、以下同様。 従量プランにはデータ通信が含まれていないので、 アドオンとして以下のデータパッケージを追加することが必須。 $45 以上の月額プランではこのアドオンを追加することはできない。

データ量月額料金超過料金
100MB$1015¢/MB
500MB$205¢/MB
1GB$305¢/MB

2週間の滞在で 1GB くらいは通信するだろうから、 選択肢としては $60 の月額プランか、 従量プランに 1GB のアドオンを追加するか、 の二択。 前者だと 1カナダドル=約80円なので 4800円くらい。 米国とかと比べると 1G で 5000円近くというのは割高感がある。 後者はそもそも 40¢〜80¢/分という通話料が高すぎ。 迷った末に $60 の月額プランを選んだ。

ところが、 支払う段階になってさらに 「Minimum Refill Amount Required $10.00」 が必要と言われる。 しかも消費税 12% が加わって、 しめて $78.40 (約 6300円)。 う〜ん、 これで 1GB しか使えないというのは高いなぁ。 「Refill Amount」 って言ってるけど、 残高 (balance) には加算されない。 預り金 (デポジット) みたいなもの? SIM 代と言ってくれたほうがスッキリするなぁ。

従量プランだと通話 1分 40¢ も課金される。 滞在中に残高を気にしながら電話するのはちょっとなぁ (残高が足らなくなってきたら refill しなきゃならない)、 と思ったので月額プランを選んでしまったのだけど、 多くても一日 5回くらいしか電話しなかったので、 2週間の滞在で合計 50分もいくかどうか。 最初に $20 くらい refill しておけば充分だった。 私の場合、 長距離通話の必要はないし、 SMS もほとんど使わない (ハングアウト等のチャットアプリを使えば済む)。

従量プランでデータ通信する場合は、 アドオンとしてデータパッケージを購入する。 1GB が $30 なので、 通話料が $20 とすれば合計で $50、 つまり従量プランのほうが $10 ほど安くなる。 滞在期間が短い場合や、 通話をあまりしない場合は、 従量プランを選択すべき。

SIM を Nexus 5X に入れてアクティベートしてもらうと、 無事 LTE が使えた。 fido は Rogers の通信設備を利用しているので LTE は Rogers と同じ Band 4 (1700/2100 MHz) と Band 7 (2600 MHz) そして現在展開中の Band 12 (700 MHz, Band 17 を内包する) が利用できる。 3G は Band II (1900 MHz) と Band V (850 MHz)。 いずれも Nexus 5X はサポートしている。

2週間の滞在で通信量を 1GB に収めようとするとかなり節約しなければならない。 Wi-Fi が使えるところでは Wi-Fi を使い、 ホテルでは Nexus 5 を Wi-Fi ルータとして使い (後述)、 できるだけデータ通信量を節約したのだけど、 ほとんど初めての土地 (8年前に来たけどほとんど忘れてた) だとどうしても Google Maps を見ることが多くなりがちで、 1日 100MB くらいは使ってしまう。 10日目くらいで通信量が 1GB を超えてしまった。

月額 $60 のプランだと、 1GB を超えたぶんは 1MB につき 2¢課金される。 仮に 1日に 100MB 使えば $2 になる。 たかが $2 と思うかもしれないが、 月額プランは残高ゼロのままで使えるのがメリットなのに、 課金が発生すると refill しなければならず面倒。

というわけで、 せっかく月額プランにしたのに、 結局 refill することになってしまった。 残高を気にして refill することになるなら、 最初から 40¢/分の通話料を払う従量プランにすればよかった。 なお、 従量プランに 1GB のデータパッケージを購入した場合は、 1GB を超えたぶんは 1MB につき 5¢課金されるので、 (1MB につき 2¢の) 月額プランより 2.5倍高く、 月額プランの意味がないとまでは言えない。

クレジットカード払いで (オンライン) refill する場合は、 カナダの住所でないとダメ。 というのも、 クレジットカード会社に登録している住所を入力する必要があるのだけど、 国名が 「Canada」 固定で変更できない (州もカナダの州から選ぶ選択式だし、 郵便番号はカナダ式でないとエラーになる)。 ところが、 クレジットカード会社に (その) 住所で認証を求めるらしい。 クレジットカード会社の判断次第というところもあるけど、 多くのクレジットカード会社は住所が異なっていると承認しない。

INTERAC Online を使う方法もあるらしいが、 Scotia Bank, RBC (Royal Bank), TD (Bank of Canada), BMO (Bank of Montreal) のいずれかに口座がないとダメ。

結局のところカナダ在住者でないかぎり refill カードを買うしかない、 ということのようだ。 これは fido に限らず他のキャリアでも同じ。 日本からの旅行者が refill カードを買うしかない、 というのは分からなくもないが、 お隣の米国から来た人でさえそうだというのだから、 いかがなものかと思う。 SIM の有効期限が切れてしまうから一刻も早く refill したいが、 それには何百キロも走ってカナダへ行ってくるしかない、 なんて笑えない話も米国にはあるようだ。

refill カードは買った日から 30日間しか有効でない (未確認) ので、 買いだめしておくわけにもいかない。 国によっては、 買ってから一年くらいは (何年も?) 有効な refill カードもあるのに、 カナダのキャリアはどうしてこう融通が効かないのだろう? ちなみに米国のキャリアも、 クレジットカード払いで refill する場合は SSN が必要だったりするので非居住者にはハードルが高いが、 幸いキャリア以外から refill カードを買うことができる (支払は PayPal が利用できる)。

というわけで、 まず refill カード ↓ (写真はカードの表と裏) を近所のドラッグストア買った。 支払は日本のクレジットカードでもちろん大丈夫。

fido refill card

米国、台湾などでは refill カードの裏面にマスクしてある部分があって、 そこをコイン等で削ると Voucher Number (儲值碼, 中華電信の場合 12桁の数字) が出てくる。 香港などでは refill カードが袋綴じになっていて、 袋を開封すると中に voucher activation number (啓用密碼, 3HK の場合 16桁の数字) がある。 いずれの場合も refill カード自体に最初から (商品棚に並べられる以前から) 数字が印刷されている。

fido refill card

ところがカナダの場合は、 refill カード自体に意味はなく、 レジでお金を払うと、 数字が印字されたレシート (みたいな形状の紙, 写真 →) をもらえる。 refill カードにあらかじめ数字を印刷しておく必要がないので合理的だが、 見た感じレシートにしか見えないので、 間違って捨ててしまわないように注意。

赤丸で囲った数字 (写真 →) が PIN number (14桁の数字)。 この数字を 「*114」 に続けてダイヤルするか、 オンラインで入力する。 この数字は買った日から 30日以内に refill しないと失効するらしい。 逆に言うと 30日間で数字の使いまわしができるはずで、 それならなぜ 14桁も必要なのだろうか?

ちなみに英国の場合はもっと極端で、 refill カード自体が存在せず、 レジで top up voucher を買う旨伝えて代金を支払うと、 普通の買物と同様レシートをくれるが、 そのレシートに voucher number (vodafone の場合 12桁の数字) が印字されている。 初めて買ったとき、 「あれ? refill カードはどこ?」 って聞いてしまった (^^;

カナダも、 買ったのがドラッグストアだったから 店内に陳列されていた refill カードを買物カゴに入れてレジに持っていったが、 コンビニとかだと英国と同様に、 レジで直接注文してレシートをもらうだけなのかもしれない (未確認)。

レシート (状の紙) に印字された PIN number を (ダイヤルではなく) オンラインで入力するには、 まず MY ACCOUNT ページ にアクセスし (要ユーザ登録)、 「REFILL NOW」 をクリックし、 「Redeem Voucher」 を選んで 「Voucher Number」 として PIN number を入力すればよい。 細かいことだけど、 同じ数字を 「PIN number」 と呼んだり、 「Voucher Number」 と呼んだりするのはいかがなものかと思う。 初めて利用する人のことを考えて、 用語は統一すべきだろう。

国際ローミングができるので、 日本でも通話と SMS は発着信可能。 従量プランに変更して日本で SIM を維持しようかと思ったが、 なぜか MY ACCOUNT ページでプランを変更しようとするとエラーになってしまう。 この WWW ページはエラーが頻発して使いにくい。 しばしば 「Sorry, it looks like your My Account info isn't available right now, but it shouldn’t be too long. Please try logging in a little bit later.」 などと言われてしまう。

月額プランのままでは (毎月 $60 取られるから) SIM を維持するのは不可能だなぁと思っていたら、 7/30 に次のような SMS が (日本にある SIM に) 届いた。

Hi, it's Fido: You don't have enough in your account to cover your $60 /month plan. You're now on pay-per-use. Call *611 or visit fido.ca/myaccount

「You're now on pay-per-use.」 とあるのが、 従量プランに切り替わった、という意味なのか、 それとも課金が従量ベース (通話 40¢/分, 通信 $1/10MB) に一時的に変わっただけで、 残高が $60 を上回ると勝手に月額プランに戻ってしまう、 という意味なのか、 どちらなのだろう?

もっとも、 refill カードが無い限り日本から refill する方法はないので、 今ある残高 ($6.95) の期限 ($10 refill の場合は 30日間) が切れれば SIM ごと失効する。 $100 refill すれば有効期限が一年間に延びるらしいが、 $100 のカードを売っているのを見たことがない。 どこで買えるのだろうか?

WIND Mobile

fido SIM を買った後、 WIND Mobile のお店にも入ってみた。 WIND は 2008年創業の新興キャリア。 都市部のみ (と言うにはもっと限定的で、大都市が含まれていなかったりする。後述) にサービスエリアを展開し、 2016年5月に加入者数が約 100万を超えた。 サービスエリア外では Rogers, Telus, Bell のサービスエリアならローミング可能。

サービスエリアは狭いけど (データ通信が) 安いと評判のキャリアなのでお店に入ってみたのだけど、 3G (HSPA+) のみと聞いてびっくり。 しかも Band IV (1700/2100 MHz) のみと聞いて二度びっくり。 Band IV は北米以外では (あまり) 使われていないので、 サポートしていない端末も多いのではないか? 香港で買った中国版 Galaxy Note 4 (SM-N9100) で使おうと思っていたのだけど、 この Note 4 は Band IV をサポートしていない。

しかも、 端末に入れて通信できるか確認してからでないと SIM を売れない、 と店員さんに言われる。 売った後で 「通信できない!」 等のクレームを避けるためか。 Nexus 5 なら Band IV をサポートしているが、 あいにくホテルに置いてきてしまった。 いったんホテルに戻って出直す羽目に。 20:00 閉店にギリギリ間に合った。

fido と異なり WIND は月額プラン ($25, $35, $40, $50) のみ:

$25$35$40$50
国内通話無制限無制限  無制限  無制限  
米国への通話15¢/分15¢/分5¢/分無制限
国内&米国へのSMS無制限無制限無制限無制限
その他の国へのSMS5¢/通5¢/通無制限無制限
データ通信$5/100MB2GB3GB8GB

月額 $40 のプランが、 SPECIAL OFFER として 2GB 増量して 5GB になるというので、 この $40 のプラン 「Smartphone 40」 を選んだ。

ところが、 さらに SIM カード代 $25 が加算されるらしい。 消費税 12% が加わって、 $72.80 (約 5800円)。 安いと思って契約したのに支払額は fido とあまり変わらない。 まあ 5GB も使えるからよしとする。 5GB を超えると従量課金されるのではなく、 下り 256kbps 上り 128kbps に帯域が制限されるらしい。 5GB を超えても full-speed で使いたい場合は、 アドオンとして 「3GB Extra Data」 $10 を買えばよい。

ホテルの LAN が有料だったので、 この WIND SIM を入れた Nexus 5 を Wi-Fi ルータとして利用した。 3G といっても HSPA+ (3.5G と 3.9G の間, 公称 42Mbps) なので、 PC で Web ブラウズする程度なら (さほど) 問題は無い。 二週間で 3.2GB 使った。

WIND はサービスエリア (WIND Home) を限定することで低価格を実現しているが、 カナダで 2番目に人口が多い大都市モントリオール (ちなみに 1位はトロント) すら WIND Home ではなく、 ローミング (WIND Away) 料金が適用される。 すなわち、 国内&米国への通話が 15¢/分、 国内&米国への SMS が 5¢/分、 データ通信が 5¢/MB。

あれ? 意外に安い。 ローミングとは思えない安さ。 5¢/MB といえば、 fido の従量プランに 1GB のアドオンを追加した場合の、 1GB を超えたときの料金と同じ。 「ローミング」 というイメージからはかけ離れた安さだなぁと思っていたら、 2年前はもっとずっと高かったらしい。 2014年8月21日付の WIND のブログには、 価格改訂前は WIND Away のデータ通信が $1/MB だったと書いてある (しかも通信速度は 2G レベルの 120kbps)。 まさに 「ローミング」 のイメージ通りの高さで、 この料金だったら使おうとは決して思わなかっただろう。

WIND Home な都市があるのは、 オンタリオ州 (トロント, オタワ, ロンドン, ウィンザー, キングストン), アルバータ州 (カルガリー, エドモントン), ブリティッシュコロンビア州 (バンクーバー, アボッツフォード) の 3州だけで、 それ以外の州は (ケベック州も!)、 たとえ人口が多くても WIND Away となっている。 ただし、 オタワ (オンタリオ州, カナダの首都) は州境にあるので、 オタワ市街は川向こうのケベック州にも広がっている。 なのでケベック州もオタワ周辺だけは WIND Home になっている。

WIND でも (fido と同様) 国際ローミングを利用できる。 ただし初期設定では無効化されている。 「*225#」をダイヤルするか、 Manage Features ページ (要ユーザ登録) で 「International Roaming」 を有効化することで、 国際ローミングを利用できるようになる。 日本でも通話と SMS は発着信可能 (通話発信 $4/分, 通話着信 $3/分, SMS 発信 $1.50/通, SMS 着信は無料)。 データ通信は 1MB あたり $20 もするので実用的ではない。 アドオンとして 「World Traveller」 $8 を買うと 1MB あたり $1 になるが、 実用的ではないことに変わりはない (2年前の WIND Away と同じ)。

日本に居ながら SIM を維持したい場合、 日本で SIM が失効していないか (着呼するか & SMSが届くか) 確認できるので国際ローミングは有用だが、 月額プランは毎月一定額が課金されるので維持には不向き。

Virgin Mobile

20:00 を過ぎると、 もうどのキャリアのお店も開いていない (20:00 だとまだ明るいのに! 6月末の日没は 21:22 頃)。 Galaxy Note 4 用にも SIM を買いたかったので、 翌日、 巨大ショッピングモールへ行ったついでに、 モールの中にあった Virgin Mobile のブースに寄ってみた。 Virgin は Bell Mobility の子会社。 2005年3月に Bell の MVNO としてスタートしたが、 2009年7月に Bell に買収された。

fido もそうだが、MVNO のように見えて実は子会社というのはいかがなものか。 子会社では親会社に遠慮して価格競争を仕掛けられない。 これでは競争とは言えないし、 実際、料金体系が各社横並びで高止まりしているように感じられる。

Virgin のプリペイドSIM には、 月額プラン ($15, $25, $30, $35, $50, $60, $70) と従量プラン (Pay per Use) がある。 月額プランのうち、 $15 〜 $35 のプランは通話&SMS のためのプラン (例えば $35 のプランは 500分の通話が含まれていて SMS は無制限に使える) で、 データ通信に関しては従量プランと同じ。 したがってデータ通信がメインの場合は、 従量プランあるいは $50 以上の月額プランが選択肢となる。

従量プラン$25$50$60$70
ローカル通話40¢/分40¢/分含500分無制限無制限
長距離通話80¢/分80¢/分ローカル扱い無制限無制限
夜間通話放題無し7pm-7am5pm-7am全日全日
国内SMS30¢/通無制限無制限無制限無制限
国際SMS35¢/通無制限無制限無制限無制限
データ通信$1/10MB$1/10MB500MB
5¢/MB
1GB
2¢/MB
2GB
2¢/MB

従量プランだとデータ通信は 10MB あたり $1 もする (1GB 使ったら $100 !) ので、 アドオンとして以下のデータパッケージを追加することが必須。

データ量月額料金超過料金
100MB$1015¢/MB
500MB$255¢/MB
1GB$355¢/MB

1GB のデータパッケージが $35 (超過した場合は 5¢/MB) と、 fido より $5 高いので従量プランの優位性が減っている。 fido の場合は 75分以上通話すると $60 の月額プランより割高になるが、 Virgin の場合は 63分以上で割高になる (とはいえ、実際はそんなに通話しなかったが)。

しかも今は WIND SIM を入れた Nexus 5 を Wi-Fi ルータとして使えるので、 この Nexus 5 をテザリング状態にしたまま持ち歩けば (ディスプレイを点灯させなければ、 テザリングしっぱなしでも丸一日くらいは電池がもつ)、 データ通信量を 1GB 以下に抑えることも容易だろう。 月額プランにすれば refill せずに済みそう。 というわけで $60 の月額プランを選んだ (が、通話は 50分にも満たなかったので実は従量プランのほうが安かった)。

月額料金以外に何を請求されるのか?と身構えていたら、 SIM 代 $5 のみだった。 支払額は WIND と同じ。 アドオンは fido より高いが、 単月なら従量プランでも fido より安くなりそう。 消費税と合わせて $72.79 (約 5800円)。 WIND とほぼ同じ。 契約した 3つのキャリアがほとんど同じ額というのはいかがなものか。 もっとメリハリの効いたプランを出して競争すればいいのにと思う。

SIM を Galaxy Note 4 (SM-N9100) に入れる。 開通するまで 1時間くらいかかるらしい。 ショッピングモールで食事していると、 それまで圏外だった Note 4 に突然 SMS が届いて LTE が使えるようになっていた。 Virgin は、 LTE が Band 2 (1900 MHz) と Band 4 (1700/2100 MHz)、 一部のエリアで Band 7 (2600 MHz)。 3G が Band II (1900 MHz) と Band V (850 MHz)。

この Note 4 は中国版なので Band 4 はサポートしていないが、 Band 2 と Band 7 をサポートしているので特に問題はない。 とはいえ、 ケータイを北米で使いたい場合は Band 4 / IV は押えておくべきで、 今後は Band 4 / IV をサポートしていない端末は避けるようにしたい。

fido の My Account と違って、 Virgin の My Account ページはきちんと機能し、 プラン変更も可能だった。 My Account ページは、 Virgin の 10桁の電話番号 (10-digit Virgin Mobile phone number) と 4桁の PIN (4-digit PIN) を使ってログインできる。 初期 PIN (temporary PIN) は契約時に SMS で送られてくる。 ただし、 初回ログインの時のみ 「Order Confirmation or Agreement Number」 の入力を求められる。 え? 「注文確認番号あるいは契約番号」? なにそれ?

実は私は 「Order Confirmation or Agreement Number」 が何のことか分からず、 カナダ滞在中は My Account ページにアクセスすることができなかった。 日本に帰国した後 (このブログを書くために :-) Virgin Mobile のお店でもらった書類を整理していて、 「IMPORTANT MEMBER INFO.」 と題した紙に、 「Order Number:」 に続けて 「英字 1文字+数字9桁」 の記載を発見した。 写真 ↓ 赤丸で囲った文字列 (「C114843333」)。

Virgin Important Member Info.

すでにカナダを離れているので、 いまさらログインできたところで意味はないのだが (^^;)、 試しにこの 「C114843333」 を 「Order Confirmation or Agreement Number」 の欄に入力してみると、 驚いたことに無事ログインできて、 PIN の変更を促された。 で、 従量プランに変更してみた次第。

「Order Confirmation Number」 と 「Order Number」 とでは見た目の印象が異なるので、 用語を統一しておいてくれたほうが親切だろうとは思う。 そもそも 「Order Number」 といいながら、先頭は 「Number」 ではなくてアルファベットだったりするし (>_<)。 あるいは同一 Web ページ上に、 どこを (どの書類を) 見れば 「Order Number」 が載っているか補足説明があれば、 (私のように) 「Order Confirmation or Agreement Number」 が何のことか分からず往生してしまう人を減らせるだろうにと思う。

自分の失態を棚に上げて難癖をつけているようで心苦しいが (^^;、 契約時にもらった書類と、 契約時に送られてきた SMS の両方が無いとログインできないというのは、 難易度が高すぎるように思う。 My Account ページを使ってみようなどと思うのは、 契約後しばらく経ってからのはずで、 そんな書類をもらったことなんか忘れてる (← 私 orz) 人も多そうだ。 それでも SMS ならば履歴を見ればすぐ発掘できるが、 リアルな紙はどこかへいってしまう。

ちなみに fido も WIND も、 書類記載のデータは一切必要なく、 SMS で送られてきた PIN だけでログインできる。 100万歩譲って、 書類記載のデータが認証の際に求められることを許容するとしても、 それは 「ユーザID」 とか 「認証ID」 とか、 あるいは 「パスワード」 とかの名称であるべきだ。 「Order Number」 という名称のものが認証に必要だなんて誰が想定できるだろうか?

My Account ページにログインできれば、 カナダ滞在中は月額プランで利用し、 日本に帰って来てから従量プランに変更して月額の出費を抑え、 次にカナダへ行く直前に月額プランへ変更する、 といった使い方もできる。 ただし、 カナダで発行されたクレジットカードでないと refill できないので、 refill カードが必要。 カナダを発つ前に refill カードを買っておく必要がある (失効しないよう注意!)。 $100 を refill すれば 1年間 SIM を維持できる。

Filed under: SIM — hiroaki_sengoku @ 11:55

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