仙石浩明の日記

ハードウェアの認識と制御

2008年3月14日

HP ProLiant ML115 と DELL PowerEdge SC440 を買ってみた

HP と DELL がエントリ・サーバ (タワー型) のキャンペーン販売を行なっていたので、 試しに買ってみた。 どちらも 2万円以下。

HP ProLiant ML115 DELL PowerEdge SC440
価格 15,750円 (21,000円割引) 19,800円 (46,875円割引)
プロセッサ AMD Athlon 3500+ Pentium Dual-Core E2180
チップセット nVidia MCP55S Pro Intel 3000
グラフィック Matrox G200e (ServerEngines) ATI ES1000
メモリ PC2-5300 ECC Unbuffered DDR2 SDRAM 512MB
HDD 80GB SATA 7200rpm
光学ドライブ TSSTcorp CD-ROM TS-H192C TSSTcorp DVD-ROM TS-H352C

PowerEdge というと (ラック・マウント型の) 爆音サーバのイメージが強かったので、 自宅で 24時間通電は難しいのではないかと思っていたのだが、 普通のデスクトップPC 並に静かで驚いた。 ProLiant のほうは、爆音というほどではないがそれなりにファンの音がする。

ProLiant ML115 は、 ビデオ・メモリが 2MB しかなくて画面の解像度の限界が 1024x768 16bit だったり、 光学ドライブが DVD でなかったり、 PCI が 3.3V 専用だったりと、 デスクトップPC として使うには少々難がある (もちろんサーバとして使う場合は問題無い)。

それに比べると PowerEdge SC440 は、 デスクトップPC としても使える。 手持ちのサウンド・カード Vortex2 SQ2500 (5V PCI なので ProLiant ML115 では使用不可) を差して Ubuntu をインストールしてみた。 ただし、DRI (Direct Rendering Infrastructure) は使えないので、 ビデオ再生などには向かない。

また、PowerEdge SC440 は ECC 付メモリしか使えないので、 安価なメモリを使いたい場合は不便。 一方 ProLiant ML115 はECC 無しメモリも利用できるので、 私は ProLiant ML115 の 512MB ECC 付 DDR2/667 メモリを PowerEdge SC440 へ移し、 ProLiant ML115 には、 4800円で購入した KINGBOX 1GB ECC 無し DDR2/800 2枚組を差して使っている。

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 08:27
2008年1月22日

BIOS アップデートにより、ハードディスクが Power-Up In Standby 状態になっていても起動できるようになった

1/9 以降、Windows VISTA 搭載 レッツノートのハードディスクが突然死する可能性がある」問題を解決するための BIOS が公開された。

レッツノート (1/21):

本BIOSの導入によって現象を回避することが可能ですが、 詳細が判明次第、弊社Webサイトにてご報告いたしますので、 引き続き弊社Webサイトからお知らせを覧いただきますようお願いします。
ただし、本現象がすでに発生している場合は、 対策のBIOSアップデートプログラムを導入できません。
大変お手数ですが、下記の修理相談窓口に修理のご相談をお願いします。

Lenovo ThinkPad (1/15):

注意:Windows Vistaを使用しているシステムで、 電源投入時に"2100: Initialization error on HDD0 (Main hard disk drive)"と 表示され、 HDDから起動できなくなることがある問題を修正しました。

レッツノートの BIOS アップデートは Windows 上から実行する必要があるので、 「本現象がすでに発生している場合は」、 まず「Windows VISTA 用の更新プログラム KB943899 が原因で突然死したハードディスクを復旧させる方法」などを用いてハードディスクをスピン・アップさせ、 Windows を正常起動させておく必要がある。 「修理相談窓口に修理のご相談を」するのは「大変お手数」なので、 ハードディスク以外の方法 (USB メモリからの起動など) で 起動する手段を提供すべきだと思うのだが...

さっそくレッツノートで BIOS アップデートを行なってみた。

試しに、 ハードディスクを故意に Power-Up In Standby 状態にしてみる。 すなわち、 「Windows VISTA 用の更新プログラム KB943899 が原因で突然死したハードディスクを復旧させる方法」 の 「お手軽パック」などを使って Linux を起動し、 hdparm コマンドを使って Power-Up In Standby 状態にしてみる:

# mount -t vfat /dev/sdb1 /mnt
# /mnt/hdparm -s1 /dev/sda

/dev/sda:
Use of -s1 is VERY DANGEROUS.
This requires BIOS and kernel support to recognize/boot the drive.
Please supply the --yes-i-know-what-i-am-doing flag if you really want this
Program aborted
# 

おお、fool proof 機能付とは、なかなか親切なコマンドだ。 とても危険なので、 「何をしようとしているか分かっている」場合のみ、 「--yes-i-know-what-i-am-doing」オプションを付けて再実行する:

# /mnt/hdparm -s1 --yes-i-know-what-i-am-doing /dev/sda

/dev/sda:
 setting power-up in standby to 1 (on)
# /mnt/hdparm -I /dev/sda | grep Power-Up
           *    Power-Up In Standby feature set
# 

これで、ハードディスクが Power-Up In Standby 状態になった。 つまり電源投入時にスタンバイ・モードに入り、 明示的に spin up 命令を送らない限りは回転を始めない。 だから、 レッツノートの以前の BIOS ではハードディスクを認識できず起動に失敗していた。

Ctrl-Alt-Del を押して再起動すると、 ハードディスクから正常にブートした。 再び「お手軽パック」を使って Linux を起動し、 ハードディスクの状態を確認してみる:

# /mnt/hdparm -I /dev/sda | grep Power-Up
                Power-Up In Standby feature set
# 

Power-Up In Standby 機能が無効になっていた。 新しい BIOS は、 ハードディスクに spin up 命令を送るだけでなく、 Power-Up In Standby 機能を無効にする命令も送っているようだ。

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 11:02
2008年1月18日

Windows VISTA 用の更新プログラム KB943899 が原因で突然死したハードディスクを復旧させる方法

昨日書いた 「1/9 以降、Windows VISTA 搭載 レッツノートのハードディスクが突然死する可能性がある 」を大変多くの方に読んで頂けた。 頂いたコメントで目立ったのが、 復旧方法が万人向けではない、という点。 確かに Linux 2.6.22 以上の LiveCD を自前で調達しなければならないというのは、 よほど普段から Linux を使いこなしていない限りは難しいだろう。

というわけで、 突然死したハードディスクを復旧させる「お手軽パック」を作ってみた。 もちろん無保証である。 いかなる損害が発生しても私は何の責任も負えない、 ということに同意して頂けるかたのみに対して使用を許諾する。

まず、この zip アーカイブ をダウンロードして、 USB メモリへ展開する。 以下の例では USB メモリが「ドライブ D」になっているが、 実際の USB メモリのドライブ名で読み替えて欲しい。

D:\>dir
 ドライブ D のボリューム ラベルがありません。
 ボリューム シリアル番号は 0000-0000 です

 D:\ のディレクトリ

2007/07/16  08:49            23,040 syslinux.exe
2008/01/18  07:33           537,844 hdparm
2007/12/25  08:07         2,411,333 initz
2007/12/24  09:50         1,423,768 linuz
2008/01/18  08:18                58 syslinux.cfg
               5 個のファイル           4,396,043 バイト
               0 個のディレクトリ     510,672,896 バイトの空き領域

D:\>

Windows のコマンド プロンプト にて、 D:\syslinux.exe を以下のように実行する。 もちろん、引数の「D:」は USB メモリのドライブ名で読み替える。

D:\>syslinux.exe -ma D:

D:\>

これで Linux 2.6.23.12 がブート可能な USB メモリができた。 このメモリをレッツノートに差して起動する。 BIOS 設定で USB から起動可能にしておくのを忘れずに。

ハードディスクが回転しないのであるから、 以下のメッセージが表示されて止まってしまうが、

Phoenix TrustedCore(tm) NB
Copyright 1985-2004 Phoenix Technologies Ltd.
All Rights Reserved

Copyright (C) Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd. 2007
BIOS Version 1.00-L13

CPU = 1 Processors Detected, Cores per Processor = 2
Intel(R) Core(TM) Duo CPU      U2400  @ 1.06GHz
2048MシステムRAMテスト完了。
システムBIOSがシャドウされました。
ビデオBIOSがシャドウされました。
ハードディスク0:
マウスが初期化されました。
エラー
0200: ハードディスクエラーです。 0

<F2>キーを押すとセットアップを起動します。

ここで構わず <F1>キーを押すと、 USB メモリからの起動が始まる。

linux が起動すると /bin/sh が実行されてプロンプト「#」が表示されるが、 その後 USB メモリが認識されてカーネル・ログが出力される。

	...
PWD='/'
ROOTPARM=' -o ro'
TERM='linux'
initrd='initz'
/bin/sh: can't access tty; job control turned off
# [   31.556958] scsi 6:0:0:0: Direct-Access     Multi    Flash Reader     1.00 PQ: 0 ANSI: 0
[   32.077952] sd 6:0:0:0: [sdb] 1006592 512-byte hardware sectors (515 MB)
[   32.079952] sd 6:0:0:0: [sdb] Write Protect is off
[   32.080089] sd 6:0:0:0: [sdb] Mode Sense: 03 00 00 00
[   32.080094] sd 6:0:0:0: [sdb] Assuming drive cache: write through
[   32.085449] sd 6:0:0:0: [sdb] 1006592 512-byte hardware sectors (515 MB)
[   32.087574] sd 6:0:0:0: [sdb] Write Protect is off
[   32.087699] sd 6:0:0:0: [sdb] Mode Sense: 03 00 00 00
[   32.087704] sd 6:0:0:0: [sdb] Assuming drive cache: write through
[   32.087830]  sdb: sdb1
[   32.090803] sd 6:0:0:0: [sdb] Attached SCSI removable disk
[   32.091527] usb-storage: device scan complete

プロンプトの後にカーネル・ログが出力されてしまっているため紛らわしいが、 Enter キーを押せばプロンプトが表示される。

このカーネル・ログでは [sdb] と表示されているが、 レッツノートに接続した USB デバイスが他にもあれば、 sdc や sdd になっているかもしれない。 その場合は、以下の sdb を sdc なり sdd なりで読み替えて欲しい。

以下のように mount コマンドを実行して、 USB メモリを /mnt へマウントする。 そして USB メモリ上の hdparm コマンドを実行してみる:

# mount -t vfat /dev/sdb1 /mnt
# /mnt/hdparm -i /dev/sda

/dev/sda:

 Model=Hitachi HTS541612J9SA00                 , FwRev=SBDOC70P, SerialNo=      SBXXXXXXXXXXXX
 Config={ HardSect NotMFM HdSw>15uSec Fixed DTR>10Mbs }
 RawCHS=16383/16/63, TrkSize=0, SectSize=0, ECCbytes=4
 BuffType=DualPortCache, BuffSize=7516kB, MaxMultSect=16, MultSect=?16?
 CurCHS=16383/16/63, CurSects=16514064, LBA=yes, LBAsects=234441648
 IORDY=on/off, tPIO={min:120,w/IORDY:120}, tDMA={min:120,rec:120}
 PIO modes:  pio0 pio1 pio2 pio3 pio4 
 DMA modes:  mdma0 mdma1 mdma2 
 UDMA modes: udma0 udma1 udma2 udma3 udma4 *udma5 
 AdvancedPM=yes: mode=0x80 (128) WriteCache=enabled
 Drive conforms to: ATA/ATAPI-7 T13 1532D revision 1:  ATA/ATAPI-2,3,4,5,6,7

 * signifies the current active mode

# 

以上のように、 レッツノートのハードディスク (/dev/sda) の諸元が表示されれば成功である。 以下のように hdparm を実行して「Power-Up In Standby feature」を無効にすれば、 ハードディスクの復旧が完了する。

# /mnt/hdparm -s0 /dev/sda

/dev/sda:
 spin-up: setting power-up in standby to 0 (off)
# 

後は、Ctrl-Alt-Del を押すなどして再起動すれば、 ハードディスクから正常にブートする。 USB メモリを抜くのを忘れずに。

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 09:40
2008年1月17日

1/9 以降、Windows VISTA 搭載 レッツノートのハードディスクが突然死する可能性がある

先日 1/10 (運悪く出張初日だった *_*) に、 レッツノート CF-R6MWVAJP のハードディスク・ドライブ (以下、HDD と略記) が 回転しなくなり (スピン・アップしない) 往生した。 電源を入れても、 BIOS が

Phoenix TrustedCore(tm) NB
Copyright 1985-2004 Phoenix Technologies Ltd.
All Rights Reserved

Copyright (C) Matsushita Electric Industrial Co.,Ltd. 2007
BIOS Version 1.00-L13

CPU = 1 Processors Detected, Cores per Processor = 2
Intel(R) Core(TM) Duo CPU      U2400  @ 1.06GHz
2048MシステムRAMテスト完了。
システムBIOSがシャドウされました。
ビデオBIOSがシャドウされました。
ハードディスク0:
マウスが初期化されました。
エラー
0200: ハードディスクエラーです。 0

<F2>キーを押すとセットアップを起動します。

というメッセージをビープ音とともに出力して止まってしまう。 HDD が壊れたのかと思い、 BIOS で HDD を起動ドライブから外して USB メモリからブートを試みたが、 起動ドライブから外しても内蔵 HDD に問題があると先に進めないようだ。

HDD を完全に取り除いてしまえば USB メモリからブートするらしいが、 このような中途半端な死にかただとスピン・アップ待ちになってしまって、 そこから先に進めなくなる (後で知ったのだが、 実は上記画面で止まっているとき <F1> を押すと、 ブートを継続できて USB メモリ等からブートできる)。

昔、HDD のスピンドル (spindle) が固着して、 スピン・アップ (spin up) しなくなる症状に見舞われたことがあったが、 今回はつい数分前まで全く正常に動いていた HDD が、 突然スピン・アップしなくなったのであって、 あからさまに症状が異なるように思われた。 しかもごく短い距離を移動するためにレッツ・ノートを閉じただけなので、 途中衝撃なども一切与えていない。 機械的な障害ではないように思われた。

とはいえ、 いちおー無駄な抵抗は試みた (^^;)。 すなわち、 HDD が回転しなくなったときに、 HDD を振り回すことによってトルクを与える手法や、 あるいは結露等で回路に異常がおきたときに、 結露を霧散させる手法 (平たく言うとしばらく放置しただけ ;) を試したのだが、 HDD が回転音を発することは無かった。 出張初日で、 代替マシンの調達もままならず、 Advanced/W-ZERO3[es] に USB キーボードをつないで急場をしのいだものの、 えらく難儀した。

- o -

結論から言うと、 想像通りハードウェア的にはなんら故障していなかった。 単に HDD が 「電源投入時にスタンバイ・モードに入る (power-on in standby)」 状態になっていただけだった。

1/9 に行なわれた Windows Update KB943899 が原因らしいです。 おそらくこの Update のバグで、 HDD に power-on in standby を有効にする命令が 送られてしまうことがあるのでしょう。 私の CF-R6 は 1/10 に発症しましたが、 他にも同様の発症例が多数あるとか。

例えば、 Linux の hdparm コマンドのマニュアルには、 次のような記述がある。

NAME
    hdparm - get/set hard disk parameters

SYNOPSIS
    hdparm [ flags ] [device] ..

OPTIONS

    -s   Enable/disable  the power-on in standby feature, if supported by
         the drive.  VERY DANGEROUS.  Do not use  unless  you  are  abso-
         lutely  certain  that both the system BIOS (or firmware) and the
         operating system kernel (Linux >= 2.6.22)  support  probing  for
         drives  that  use this feature.  When enabled, the drive is pow-
         ered-up in the standby mode to allow the controller to  sequence
         the  spin-up of devices, reducing the instantaneous current draw
         burden when many drives share a power supply.

VERY DANGEROUS」と書いてある通り、 HDD がひとたびこの「power-on in standby」モードになってしまうと、 電源を投入してもスピン・アップしなくなる (スタンバイ状態になる)。 HDD が沢山あるサーバなどで、 全ディスクが一斉に回転を始めると、 突入電流が電源の許容範囲を超えてしまったりするわけで、 それを回避するためのモードらしい。 つまり、 電源を投入したあと、 おもむろに HDD を一台づつスピン・アップしていくことにより、 回転開始にともなう突入電流を分散させることができるというわけ。

実験してみる (非常に危険なので何をやっているか完全に理解するまでは 真似しないでください):

# hdparm -s1 /dev/sda

/dev/sda:
 setting power-up in standby to 1 (on)
# hdparm -I /dev/sda

/dev/sda:

ATA device, with non-removable media
	Model Number:       Hitachi HTS541612J9SA00                 
	Serial Number:      SBXXXXXXXXXXXX
	Firmware Revision:  SBDOC70P
Standards:
	Used: ATA/ATAPI-7 T13 1532D revision 1 
	Supported: 7 6 5 4 
Configuration:
	Logical		max	current
	cylinders	16383	16383
	heads		16	16
	sectors/track	63	63
	--
	CHS current addressable sectors:   16514064
	LBA    user addressable sectors:  234441648
	LBA48  user addressable sectors:  234441648
	device size with M = 1024*1024:      114473 MBytes
	device size with M = 1000*1000:      120034 MBytes (120 GB)
Capabilities:
	LBA, IORDY(can be disabled)
	Queue depth: 32
	Standby timer values: spec'd by Vendor, no device specific minimum
	R/W multiple sector transfer: Max = 16	Current = 16
	Advanced power management level: 128 (0x80)
	Recommended acoustic management value: 128, current value: 254
	DMA: mdma0 mdma1 mdma2 udma0 udma1 udma2 udma3 udma4 *udma5 
	     Cycle time: min=120ns recommended=120ns
	PIO: pio0 pio1 pio2 pio3 pio4 
	     Cycle time: no flow control=120ns  IORDY flow control=120ns
Commands/features:
	Enabled	Supported:
	   *	SMART feature set
	   *	Security Mode feature set
	   *	Power Management feature set
	   *	Write cache
	   *	Look-ahead
	   *	Host Protected Area feature set
	   *	WRITE_BUFFER command
	   *	READ_BUFFER command
	   *	NOP cmd
	   *	DOWNLOAD_MICROCODE
	   *	Advanced Power Management feature set
	   *	Power-Up In Standby feature set
	   *	SET_FEATURES required to spinup after power up
	    	SET_MAX security extension
	    	Automatic Acoustic Management feature set
	   *	48-bit Address feature set
	   *	Device Configuration Overlay feature set
	   *	Mandatory FLUSH_CACHE
	   *	FLUSH_CACHE_EXT
	   *	SMART error logging
	   *	SMART self-test
	   *	General Purpose Logging feature set
	   *	WRITE_{DMA|MULTIPLE}_FUA_EXT
	   *	64-bit World wide name
	   *	IDLE_IMMEDIATE with UNLOAD
	   *	SATA-I signaling speed (1.5Gb/s)
	   *	Native Command Queueing (NCQ)
	   *	Host-initiated interface power management
	   *	Phy event counters
	    	Non-Zero buffer offsets in DMA Setup FIS
	    	DMA Setup Auto-Activate optimization
	    	Device-initiated interface power management
	    	In-order data delivery
	   *	Software settings preservation
Security: 
	Master password revision code = 2007
		supported
		enabled
	not	locked
		frozen
	not	expired: security count
	not	supported: enhanced erase
	Security level maximum
	72min for SECURITY ERASE UNIT. 
Checksum: correct
# 

「Power-Up In Standby feature set」が有効になっていることが分かる。 この状態で再起動する (HDD の電源をいったん切る) と、 冒頭に引用した「0200: ハードディスクエラーです。 0」を表示して止まってしまう。 <F1> を押して HDD 以外から起動させると、

[    0.000000] Linux version 2.6.23.12 (sengoku@senri.gcd.org) (gcc version 4.1.2) #1 SMP Mon Dec 24 09:50:41 JST 2007
	...
[   72.479025] ata3.00: exception Emask 0x0 SAct 0x0 SErr 0x0 action 0x0
[   72.479031] ata3.00: irq_stat 0x40000001
[   72.479044] ata3.00: cmd c8/00:08:00:00:00/00:00:00:00:00/e0 tag 0 cdb 0x0 data 4096 in
[   72.479047]          res 51/04:08:00:00:00/00:00:00:00:00/e0 Emask 0x1 (device error)
[   72.481033] ata3.00: configured for UDMA/33
[   72.481043] sd 2:0:0:0: [sda] Result: hostbyte=DID_OK driverbyte=DRIVER_SENSE,SUGGEST_OK
[   72.481051] sd 2:0:0:0: [sda] Sense Key : Aborted Command [current] [descriptor]
[   72.481060] Descriptor sense data with sense descriptors (in hex):
[   72.481066]         72 0b 00 00 00 00 00 0c 00 0a 80 00 00 00 00 00 
[   72.481082]         00 00 00 00 
[   72.481089] sd 2:0:0:0: [sda] Add. Sense: No additional sense information
[   72.481099] end_request: I/O error, dev sda, sector 0
[   72.481114] ata3: EH complete
[   72.481738] sd 2:0:0:0: [sda] Write cache: enabled, read cache: enabled, doesn't support DPO or FUA
[   72.481794] sd 2:0:0:0: [sda] 234441648 512-byte hardware sectors (120034 MB)
[   72.481818] sd 2:0:0:0: [sda] Write Protect is off
[   72.481824] sd 2:0:0:0: [sda] Mode Sense: 00 3a 00 00
[   72.481861] sd 2:0:0:0: [sda] Write cache: enabled, read cache: enabled, doesn't support DPO or FUA

何度も HDD へリクエストを再送した末、「I/O error」になる。 Linux 2.6.22 以降の場合、 I/O error にはなるものの HDD デバイス自体は認識しているので、 hdparm コマンドからコントロールすることができる。

逆に言うと、古いカーネルだとデバイス認識も行なわれないので、 hdparm コマンドすら使えなくなってしまい 以下の方法では復旧できない。 現時点では Knoppix などの LiveCD の多くは、 2.6.21 以前のカーネルのまま (例えば Knoppix v5.1.1 は 2.6.19) なので注意。

hdparm を使って「Power-Up In Standby feature」を無効にする:

# hdparm -I /dev/sda | grep Power-Up
	   *	Power-Up In Standby feature set
# hdparm -s0 /dev/sda

/dev/sda:
 setting power-up in standby to 0 (off)
# hdparm -I /dev/sda | grep Power-Up
	    	Power-Up In Standby feature set
# 

これで、電源投入時に HDD は自動的に回転を始めるようになる。
再起動すれば HDD から正常にブートする。

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 08:59
2007年10月15日

ビデオキャプチャ・カード GV-MVP/RX2W を使って Linux 2.6.22.10 でテレビ録画

Linux でテレビ録画を行なう方法は、 多くの Web ページで紹介されているが、 ビデオキャプチャ・カードによっては、 Linux カーネルのバージョンが変わると一筋縄にはいかなかったりするので、 現時点での Linux カーネル安定版の最新バージョン 2.6.22.10 で、 I-O DATA 製 ハードウェア MPEG-2 エンコーダ搭載TVキャプチャボード GV-MVP/RX2W (2006年7月5日生産終了) を使う方法をメモ (2.6.24.4 で使う方法)。

といっても多くの方々の努力により、 GV-MVP/RX2 は標準のカーネルのままで (多少の不具合はあるにせよ) テレビ視聴が可能になりつつあるので、 Linux 2.6.22.10 の時点で必要なパッチは、 以下の三ヵ所のみ (モノラル音声で構わなければ saa7115 に対するパッチのみ)。 なお、 IVTV プロジェクト で 最新ドライバが公開されているが、 少なくとも GV-MVP/RX2W を使う限りにおいては 既に Linux 2.6.22.10 カーネルに取り込まれているドライバだけで問題がないので、 標準のカーネルのドライバのみを使っている。

まず、SAA7115 Video Decoder ドライバ・モジュール saa7115.ko に対するパッチ:

diff -ru linux-2.6.22.10.org/drivers/media/video/saa7115.c linux-2.6.22.10/drivers/media/video/saa7115.c
--- linux-2.6.22.10.org/drivers/media/video/saa7115.c	2007-08-23 08:23:54.000000000 +0900
+++ linux-2.6.22.10/drivers/media/video/saa7115.c	2007-10-14 06:37:09.000000000 +0900
@@ -1543,7 +1543,8 @@
 		saa711x_writeregs(client, saa7113_init);
 		break;
 	default:
-		state->crystal_freq = SAA7115_FREQ_32_11_MHZ;
+		state->ucgc = 1;
+		state->cgcdiv = 0x04;
 		saa711x_writeregs(client, saa7115_init_auto_input);
 	}
 	saa711x_writeregs(client, saa7115_init_misc);

CGC (Clock Generation Circuit) の設定。 SAA7115 は 32.11MHz か 24.576MHz の水晶発振子を利用できて、 GV-MVP/RX2 では後者なのであるが、 このパッチをあてておかないと 32.11MHz の設定になってしまって、 録画したものを再生すると音声が早回しになってしまう。

次に、オーディオ・チップ・ドライバ・モジュール tvaudio.ko に対するパッチ:

diff -ru linux-2.6.22.10.org/drivers/media/video/tvaudio.c linux-2.6.22.10/drivers/media/video/tvaudio.c
--- linux-2.6.22.10.org/drivers/media/video/tvaudio.c	2007-08-23 08:23:54.000000000 +0900
+++ linux-2.6.22.10/drivers/media/video/tvaudio.c	2007-10-14 06:38:26.000000000 +0900
@@ -528,6 +528,31 @@
 		chip_write(chip,TDA985x_C6,c6);
 }
 
+static int gvmvprx_getmode(struct CHIPSTATE *chip) {
+	return VIDEO_SOUND_MONO;
+}
+
+extern int tda9887_tuner_init(struct i2c_client *c);
+static void gvmvprx_setmode(struct CHIPSTATE *chip, int mode) {
+	u8 data[3] = { 0x00, 0x00, 0x04 };
+
+	switch (mode) {
+		case VIDEO_SOUND_MONO:
+		case VIDEO_SOUND_LANG1:
+			break;
+		case VIDEO_SOUND_STEREO:
+			data[1] = 0x01;
+			break;
+		case VIDEO_SOUND_LANG2:
+			data[1] = 0x02;
+			break;
+	}
+
+	if (i2c_master_send(&chip->c, data, sizeof(data)) != sizeof(data)) {
+		v4l_err(&chip->c, "%s: I/O error setting audmode\n", chip->c.name);
+	}
+}
+
 
 /* ---------------------------------------------------------------------- */
 /* audio chip descriptions - defines+functions for tda9873h               */
@@ -1307,17 +1332,17 @@
 		.checkmode  = generic_checkmode,
 	},
 	{
-		.name       = "tda9850",
+		.name       = "tda9850 (GV-MVP/RX)",
 		.id         = I2C_DRIVERID_TDA9850,
 		.insmodopt  = &tda9850,
 		.addr_lo    = I2C_ADDR_TDA985x_L >> 1,
 		.addr_hi    = I2C_ADDR_TDA985x_H >> 1,
 		.registers  = 11,
 
-		.getmode    = tda985x_getmode,
-		.setmode    = tda985x_setmode,
+		.getmode    = gvmvprx_getmode,
+		.setmode    = gvmvprx_setmode,
 
-		.init       = { 8, { TDA9850_C4, 0x08, 0x08, TDA985x_STEREO, 0x07, 0x10, 0x10, 0x03 } }
+		.init       = { 3, { 0x00, 0x01, 0x04 } }
 	},
 	{
 		.name       = "tda9855",

ステレオ/モノラル/音声多重(二ヶ国語放送) 音声モードの変更。 GV-MVP/RX2W は他のチューナと異なり、 設定変更の際 3 バイトのデータを送信する必要があるらしい。

tda9887 を deemphasis->off (このチップは deemphasis すると音声を強制でモノラルにしてしまう。 tda9887.c の NTSC-M-J の項では deemphasis を default で OFF にすべきなのではないでしょうか。 素人考えかな。)
ivtv-0.2.0-rc3j-paken.051002-bilingul.patch をベースに MPX 操作 (レジスタ0に3バイト書き込むほう) すればうちのカードでは音声多重に対応できるようです。 レジスタ 0 に 1 バイト書き込むほうのMPX操作では うちのカードでは動作しませんでした。 カードのリビジョンとかの関係かもしれません。
ぱ研「LinuxでITVC16-STVLP」 の kazz 氏コメント (2007-03-10) から引用

DeEmphasis (DEM) モードを設定すると常にモノラル音声になってしまう。 kazz 氏が言及しているように default で DEM を off にしておけば 済むような気がするし、 そもそもなぜ DEM がデフォルトで ON になっているのか疑問だったので、 以下のようなパッチを tuner チップ・ドライバ・モジュール tuner.ko の tda9887.c にあてて、 NTSC-M-JP の場合は DeEmphasis を off にしてみた。

diff -ru linux-2.6.22.10.org/drivers/media/video/tda9887.c linux-2.6.22.10/drivers/media/video/tda9887.c
--- linux-2.6.22.10.org/drivers/media/video/tda9887.c	2007-08-23 08:23:54.000000000 +0900
+++ linux-2.6.22.10/drivers/media/video/tda9887.c	2007-10-14 11:59:50.000000000 +0900
@@ -214,8 +214,7 @@
 		.name  = "NTSC-M-JP",
 		.b     = ( cNegativeFmTV  |
 			   cQSS           ),
-		.c     = ( cDeemphasisON  |
-			   cDeemphasis50  |
+		.c     = ( cDeemphasisOFF |
 			   cTopDefault),
 		.e     = ( cGating_36     |
 			   cAudioIF_4_5   |

「cDeemphasisON | cDeemphasis50」の部分を「cDeemphasisOFF」に変更しただけの 安易なパッチ (^^;) であるが、 とりあえずこれでステレオ/音声多重での録画が可能になっている。

以上のように tvaudio と tuner (tda9887.c) の両ドライバ・モジュールに パッチをあてることにより、 ステレオ/音声多重で録画できる。 もちろん v4l2-ctl コマンドで音声モードを変更することもできるが、 録画は常に「ステレオ/音声多重」で行なっておいて、 再生時に音声モードを切替えたほうが便利。

私は録画 perl スクリプトを自作して使っているが、 この perl スクリプトで使用している Video::ivtv & Video::Frequencies モジュールには若干問題がある。 すなわち setFrequency する際にチューナ形式を指定し忘れているので、 正しく TV チャンネルの変更が行なえない。 私は以下のような修正パッチをあてて使用している。

diff -u Video-ivtv-0.13/ivtv.xs.org Video-ivtv-0.13/ivtv.xs
--- Video-ivtv-0.13/ivtv.xs.org	2004-06-14 06:07:40.000000000 +0900
+++ Video-ivtv-0.13/ivtv.xs	2007-10-08 10:03:57.000000000 +0900
@@ -132,6 +132,7 @@
 		}
   CODE:
     vf.tuner = tuner;
+    vf.type = V4L2_OUTPUT_TYPE_ANALOG;
     if (ioctl(fd, VIDIOC_G_FREQUENCY, &vf) < 0)
     {
       RETVAL = -1;
@@ -158,6 +159,7 @@
     }
   CODE:
     vf.tuner = tuner;
+    vf.type = V4L2_OUTPUT_TYPE_ANALOG;
     vf.frequency = freq;
     if (ioctl(fd, VIDIOC_S_FREQUENCY, &vf) < 0)
     {

この録画スクリプトは 予約録画 (-t オプション) もサポートしている他、 tv -P 1234 などと実行すると、 TV サーバとして利用することもできる。 つまり LAN 内の任意のマシンで、 VLC media player を使って http://senri:1234/?c=1 などとチャンネル指定付で tv サーバへ接続し、 TV を視聴できる。

(ビデオキャプチャ・カード GV-MVP/RX2W を使って Linux 2.6.24.4 でテレビ録画)

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 07:14
2007年10月12日

ハードウェア・ウォッチドッグ・タイマー iTCO_wdt のススメ

極めて稀とはいえ、Linux もハングすることはある。 ハードウェア自体には何ら異常はなく、 リセットスイッチを押したら正常に再起動してしまって、 何が問題だったか分からずじまい、という経験は誰にでもあるのではなかろうか。 原因不明のハングが全く無くなるのが理想ではあるのだが、 ハングして止ったままになるよりは、 自動的にリセットがかかって再起動してくれたほうがいい、という場合もあるだろう。

もちろんハードウェア障害が原因でハングしてしまった場合は、 リセットスイッチを押しても解決にはならない。 再起動を試みることにより、障害がより致命的になる可能性もあるので、 ウォッチドッグ・タイマーを設定する際は、 「止ったまま」と「自動再起動」とどちらがマシか天秤にかける必要がある。

そんなとき、 ウォッチドッグ・タイマー (watchdog timer) が便利。 一定時間 (例えば 30秒) 放置すると、 システムを自動的にリセットするタイマーである。 この自動リセットを回避するには、 定期的に (30秒以内に) タイマーを元に戻す (以下、番犬 (watchdog) に「蹴りを入れる」と略記) 必要があるわけで、 システムが正常に動作している時は 定期的に「蹴り」を入れ続けるようなプログラムを走らせておく。 で、 カーネルがハングしたなどの理由によって 「蹴り」を入れるプログラムが動かなくなると、 自動的にシステム・リセットがかかって ハング状態を脱出できる、という仕掛け。

ソフトウェアにどんなトラブルが起きても確実に再起動を行なわせるには、 ハードウェアで物理的にリセット スイッチを押す ハードウェアを用いるのが一番であるが、 まずはお手軽にソフトウェア版を利用してみることにした。
仙石浩明の日記: ウォッチドッグ タイマ から引用

わざわざハードウェア・ウォッチドッグ・タイマーを買ってきて 組み込むのは大変と思ったので、 上に引用した日記 (2006年5月) で書いたように ソフトウェア版ウォッチドッグ (softdog.ko モジュール) を使っていたのだが、 実はインテル・チップセットであれば大抵の PC に標準で ハードウェア・ウォッチドッグ・タイマーがついていた (何たる不覚 orz)。

Intel TCO Timer/Watchdog
Hardware driver for the intel TCO timer based watchdog devices. These drivers are included in the Intel 82801 I/O Controller Hub family (from ICH0 up to ICH8) and in the Intel 6300ESB controller hub.
linux/drivers/char/watchdog/Kconfig から引用

つまり Intel の ICH には最初から ハードウェア・ウォッチドッグ・タイマーがついていたようである。 最近の Linux カーネルには、 このウォッチドッグ・タイマーのドライバが含まれているので早速使ってみた。 というか、 Linux 2.6.22.9 を使っていたら、 このドライバ・モジュール iTCO_wdt が自動的に読み込まれていた (^^;) ので、 このウォッチドッグ・タイマーの存在に気づいた、という次第。 /dev/watchdog に何か書込んでみるだけで (例えば「echo @ > /dev/watchdog」を実行)、 タイマーがスタートした (/dev/watchdog が存在しない場合は、 「mknod /dev/watchdog c 10 130」を実行する)。

そして 30秒後、勝手にリセットがかかった (めでたしめでたし)。

ウォッチドッグ タイマというと、 普通は 60秒くらいに設定しておくものだとは思うが、 自宅サーバの場合、一時間くらいハング状態が続いてもそんなに困らない ;) のと、 あまりタイマの間隔が短すぎると、 不用意に再起動してしまう恐れもあるので、 3600秒 (一時間) に設定している。 つまり一時間以内にタイマをリセットしないと、 自動再起動が行なわれる。
仙石浩明の日記: ウォッチドッグ タイマ から引用

じゃ、iTCO_wdt.ko モジュールでも同様に heartbeat=3600 を指定すればいいのかな と思っていたら、 heartbeat は最大 613 秒までしか設定できない (TCO v2 の場合) ようである。 わずか 10分足らずでは不用意に再起動してしまう恐れ大。 そこで、 監視プログラムが直接 /dev/watchdog に「蹴り」を入れる代わりに、 監視プログラムは /var/run/watchdog に「蹴り」を入れることにして、 /var/run/watchdog を監視して /dev/watchdog に「蹴り」を入れる 「蹴り代行」デーモンを走らせておくことにした。

つまり、監視プログラムは 20分に一度 /var/run/watchdog に「蹴り」を入れるだけで、 あとは「蹴り代行」デーモンが 5秒に一度、 /dev/watchdog に「蹴り」を入れ続けてくれる。 だからウォッチドッグ・タイマーのドライバの設定は、 デフォルト (30秒) のままで済むし、 また「蹴り代行」デーモンの設定次第で、 20分といわずもっと長い余裕を持たせることも可能。

/service/watchdog/run

#!/usr/bin/perl
use strict;
use warnings;
$| = 1;
my $watchdog_uid = getpwnam("adsl_check");
my $watchdog_gid = getgrnam("watchdog");
my $watchdog_file = "/var/run/watchdog";
my $watchdog_dev = "/dev/watchdog";
print "start\n";
if (! -f $watchdog_file) {
    if (!open(WATCHDOG, ">$watchdog_file")) {
	print "can't create $watchdog_file exiting...\n";
	exit 1;
    }
    close(WATCHDOG);
    chown $watchdog_uid, $watchdog_gid, $watchdog_file;
}
($(, $)) = ($watchdog_gid, $watchdog_gid);
($<, $>) = ($watchdog_uid, $watchdog_uid);
while (-z $watchdog_file) {
    sleep 5;
}
print "confirmed $watchdog_file\n";
truncate($watchdog_file, 0);
if (!open(WATCHDOG, ">$watchdog_dev")) {
    print "can't open $watchdog_dev exiting...\n";
    exit 1;
}
select(WATCHDOG);
$| = 1;
select(STDOUT);
for (my $i=0; $i < 240; $i++) {
    print WATCHDOG "\@\n";
    sleep 5;
}
print WATCHDOG "\@\n";
close(WATCHDOG);
print "exiting...\n";
exit 0;

「/service/watchdog/run」というパス名からも分かる通り、 このスクリプトは daemontools 配下で動かしている。 このスクリプトは、 20分間 (5 秒 * 240) /dev/watchdog に蹴りを入れ続けると終了する。 そして daemontools がこのスクリプトを再起動すると、 /var/run/watchdog の存在を確認した上で再び蹴りを入れ続ける。 つまり、 20 分間以上 /var/run/watchdog に蹴りが入れられないと、 この「蹴り代行」スクリプトは止ってしまい、 /dev/watchdog への蹴りも止ってしまう。

ここでなぜ 20分毎にこのスクリプトを終了するようにしているかというと、 daemontools の動きも監視対象に含めたいから。 つまり、システムの負荷が高くなり過ぎて daemontools による再起動に時間がかかるような事態になっても、 /dev/watchdog への蹴りが止る。

まとめると、 /var/run/watchdog への蹴りが止ったり、 あるいは daemontools による再起動が滞ったりすると、 /dev/watchdog への蹴りも止ってしまって、 ウォッチドッグ・タイマーが時間切れになり、 ハードウェア的に自動リセットがかかる、という仕掛け。

私は他のマシンから

ssh server "echo '@' > /var/run/watchdog"

などと ssh でアクセスするよう cron に設定している。 ssh が成功すれば /var/run/watchdog へ書き込み、 すなわち蹴りが入れられるので、 蹴り代行スクリプトによってウォッチドッグ・タイマーに蹴りが入れられる。

Filed under: システム構築・運用,ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 07:19
2007年9月29日

10行でできる高精度ハードウェア自動認識 (initramfs の init を busybox だけで書く)

これまでLinuxのハードウェア自動認識と言えば、 /sys/bus/pci/devices 以下と、 /lib/modules/`uname -r`/modules.pcimap を照らし合わせて 解析していくのが定石でした。 USBにも対応しようとすると、もう一つ大変です。
しかしこれからの常識は、 /sys/bus/*/devices/*/modalias と
/lib/modules/`uname -r`/modules.alias です。
古橋貞之の日記「20行できる高精度ハードウェア自動認識」から引用

すばらしい。 確かに modules.alias を使う方が、 簡単かつ確実に必要なモジュールを読み込むことができそう。 さっそくこの方法を使って initramfs の init スクリプトを書き直してみた。

tmp=/tmp/dev2mod
echo 'dev2mod(){ while read dev; do case $dev in' > $tmp
sort -r /lib/modules/`uname -r`/modules.alias \
| sed -n 's/^alias  *\([^ ]*\)  *\(.*\)/\1)modprobe \2;;/p' >> $tmp
echo 'esac; done; }' >> $tmp
. $tmp
rm $tmp
cat /sys/bus/*/devices/*/modalias | dev2mod

わずかに 8行 (^^)
(9/30追記: modules.alias を逆順ソートしておく必要があることが判明、sort -r を追加)。

シェルスクリプト版はRuby版と比べて40倍くらい遅いので注意。
同ページ(古橋貞之の日記)から続けて引用

sh スクリプトの名誉のために言っておくと、 私が書いた上記 sh スクリプトだと、 古橋さんの Ruby 版と比べて 4倍くらいの遅さで済んでいる。

% time ./dev2mod
ide_cd
intel_agp
intelfb
uhci_hcd
...(中略)...
libusual
usbcore
0.252u 0.012s 0:00.77 33.7%	0+0k 0+0io 0pf+0w
% time ./detect_kmod.rb
["ivtv", "snd_intel8x0", "intelfb", "libusual", "ftdi_sio", "usbhid", "uhci_hcd", "ehci_hcd", "usbcore", "via_velocity", "eepro100", "e100", "3c59x", "psmouse", "ide_cd", "i2c_i801", "hw_random", "intel_agp"]
0.072u 0.008s 0:00.18 38.8%	0+0k 0+0io 0pf+0w

ちなみに古橋さんのスクリプトは、 modules.alias の各行それぞれに対し、 マッチするデバイスが /sys/bus/*/devices/*/modalias に存在すれば、 そのモジュールを読み込む処理になっている。
しかしながら、これだと一つのデバイスに対し、 複数のモジュールが読み込まれてしまうことになるのではないだろうか?

古橋さんが同日追記されているように、 複数のモジュールが読み込まれること自体は簡単に修正可能で、 むしろモジュールの読み込み順が modules.alias に載っている順になることのほうが問題。 この問題点を解決するため、 /sys/bus/*/devices/*/modalias の各行それぞれに対し、 マッチするモジュールを modules.alias から見つける修正版が追記された。 さすが古橋さん、すばやい。
9/30追記

例えば古橋さんのスクリプトだと、 私の手元のマシンでは e100 と eepro100 の両方のモジュールが読み込まれてしまう。 つまり、

% cat /sys/bus/pci/devices/0000:01:08.0/modalias
pci:v00008086d00001050sv0000107Bsd00004043bc02sc00i00

が、modules.alias の次の二つの行にマッチするため、 このようなことが起こる。

alias pci:v00008086d00001050sv*sd*bc*sc*i* eepro100
alias pci:v00008086d00001050sv*sd*bc02sc00i* e100

modules.alias を検索する際は、 マッチする行が見つかった時点で以降の行はスキップしないと、 この例のように複数のモジュール読み込みが起きる恐れがある。 マッチした以降の行を読み飛ばすには、 私が書いた上記 sh スクリプトのように、 /sys/bus/*/devices/*/modalias の各行それぞれに対し、 マッチするモジュールを一つだけ modules.alias から見つけて読み込む処理のほうが、 簡単に書けるのではないかと思うがどうだろうか。

とはいえ、実際の NIC は Intel Pro 10/100 だったりする (^^;) ので、 読み込むべきモジュールは e100 であるような気もする。 もし e100 が正しいモジュールであるのなら、 modules.alias における eepro100 のパターンが適切ではないということになるのかも。
9/30追記
「*」を多く含むパターンは「後で」マッチさせたほうが、 より適切なモジュールを選択できると考えられるため、 modules.alias を逆順ソートしておくことにした。 これにより、eepro100 ではなく、e100 を読み込むようになった。
9/30さらに追記

参考までに initramfs の /init スクリプト全体を添付しておく:

More...
2007年9月4日

initramfs (initrd) の init を busybox だけで書いてみた

linux をブートさせる際、 さまざまな PC に対応させようとすると、 多くのデバイスドライバをカーネルに組み込んでおかねばならない。 つまりルートファイルシステム (root file system, 以下 rootfs と略記) をマウントするまでは、 その rootfs 上にインストールしたモジュール群 (/lib/modules/ の下に置いた *.ko ファイル群) を読めないからだ。 rootfs さえマウントできてしまえば、 あとはいくらでもモジュールを必要に応じて読み込むことができるようになる。 だから、さまざまなハードウェアへの対応といっても、 重要なのは rootfs をマウントするまで、である。

しかしながら、 rootfs をマウントするまでの辛抱といっても、 rootfs をマウントするにはハードディスクを認識しなければならないし、 それには ATA ドライバやら SCSI ドライバやら、 果ては AHCI ドライバなどが、 ハードウェアに応じて必要になる。

個人で管理する PC の全てのハードウェアに対応させるだけなら、 全てのドライバをあらかじめカーネルに読み込んでおくのもアリだろう。 しかし汎用的なディストリビューションなど、 (カーネル再構築を行なわずに) 多くのハードウェアに対応する必要がある場合は、 必要になるかも知れない全てのドライバを、 あらかじめカーネルに読み込んでおくなどということは非現実的である。

ちなみに私は、1993年頃から linux を使っているが、 いまだに当時インストールした slackware を使用し続けている。 もちろん kernel や libc をはじめとして、 ほぼ全てのソフトウェアをアップデートしてしまっているし、 しかも起動スクリプトをはじめとして、 あらゆる設定を好き勝手に書き換えてしまっているので、 インストールしてから 10年以上たった今となっては、 元の slackware の痕跡は全くといっていいほど残っていない。 もはや、私独自のディストリビューションと呼んでしまっても差し支えないだろう。 私が個人的に管理しているマシンには、 全てこの「my distribution」をインストールしている。 そんなわけで、私は「普通の」ディストリビューションを使ったことがない。 initrd がディストリビューションの「常識」となってからも、 私は initrd は使わずに、 自分が管理する PC のハードウェアに合わせてカーネルを再構築して使ってきた。

そこで linux では、 initrd (Initial RAM Disk) という仕掛けが使われてきた。 すなわちハードディスクを rootfs としてマウントする前に、 一時的にマウントする「ミニ」ルート (mini root) である。 このミニルートには、 ハードディスク (あるいは 1CD Linux の場合であれば CD だし、 ネットワークブートする場合であれば NFS サーバ) を rootfs としてマウントするのに必要となる可能性がある モジュール群一式を置いておき、 ハードウェアに応じて必要なモジュールをミニルートから読む。 そして、ハードディスクをマウントして、 / (ルート) をミニルートからハードディスクへ切り替える。

ただ、この initrd は少々扱いが面倒くさい。 initrd は RAM ディスクという「本物の」ブロックデバイスなので、 「本物の」ファイルシステム (例えば ext2) で mkfs しなければならない。 initrd にモジュールを追加しようとすれば、 initrd イメージを (losetup コマンドを使って) ループバックデバイス経由でマウントして内容を書き換えなければならないし、 たくさんのモジュールを追加した結果、 もしファイルシステムが一杯にでもなったりしたら、 initrd イメージのサイズを大きくして mkfs からやり直しである。

メンドクサイだけでなく、 RAM ディスク自体が非効率なものであるようで、 ファイルからブロックデバイスを作る方法としては、 すでに「semi-obsolete」とまで言われてしまっているようである:

Another reason ramdisks are semi-obsolete is that the introduction of loopback devices offered a more flexible and convenient way to create synthetic block devices, now from files instead of from chunks of memory. See losetup (8) for details.
linux/Documentation/filesystems/ramfs-rootfs-initramfs.txt から引用

というわけで、initrd に代わる仕掛けとして、 linux kernel 2.6 からは initramfs と呼ばれる仕掛けが導入された。 すなわち RAM ディスクというブロックデバイスを用いるのではなく、 RAM 上に直接ファイルシステムを作る ramfs を用いた「ミニルート」である。 私自身は今まで initrd を使っていなかったのであるが、 cpio アーカイブを作るだけでいいというのは、 とても手軽であるように思えたし、 カーネルにどんどんドライバを組み込んで肥大化させるよりは、 initramfs を使う方がヨサゲである (もちろん、どんどんドライバを組み込めば、 initramfs が肥大化するのだが、 カーネルが肥大化するデメリットとは比較にならない) ように感じてきたので、 宗旨替えすることにした。

initrd initramfs
イメージ ファイルシステム (ext2など + gzip) アーカイブ (cpio + gzip)
実装 ブロックデバイス (RAM ディスク) ファイルシステム
実行 /linuxrc /init
rootfs
マウント
適当なディレクトリへマウントして
pivot_root
/ へマウント (switch_root)
init 起動 /linuxrc 終了後、カーネルが起動 /init が exec /sbin/init する

ブートパラメータとして「initrd=」を与えると、 ブートローダがイメージをメモリ上に読み込んでカーネルに渡す。 するとカーネルはそのイメージがファイルシステムなのか、 cpio アーカイブなのか調べる。 もしファイルの magic number が cpio であれば、 ramfs としてマウントする。 そして /init が実行可能ならば、 initramfs として扱い、 /init を起動する。

以上の条件が一つでも成立しない場合、 すなわち cpio アーカイブでない場合や、 /init が実行できない (/init が存在しない) 場合は、 initrd 扱いになるので注意が必要である。 すなわち RAM ディスクとしてマウントしようとするので、 カーネルに RAM ディスクドライバが組み込まれていなかったり、
「root=/dev/ram0」カーネルパラメータを指定していなかったりすると、 kernel panic を起こす。

実は、initramfs として起動できるようになるまで、 かなりハマってしまった。 まず、cpio アーカイブを作るところで、いきなりハマった。

(cd /usr/src/initramfs/; find . | cpio -o -H newc ) | gzip > initrd.gz

などとしてアーカイブを作ればいいだけの話なのであるが、 このコマンドラインを /bin/csh 上で実行したために、 アーカイブの先頭にゴミが入ってしまった。 つまり、

senri:/ % (cd /usr/src/initramfs/; find . | cpio -o -H newc ) | cpio -tv | head
cpio: Malformed number 0000000.
cpio: Malformed number 000000.
cpio: Malformed number 00000.
cpio: Malformed number 0000.
cpio: Malformed number 000.
cpio: Malformed number 00.
cpio: Malformed number 0.
cpio: Malformed number .
cpio: warning: skipped 56 bytes of junk
drwxr-xr-x  13 root     root            0 Aug 27 17:56 .
drwxr-sr-x   2 root     root            0 Aug 25 10:00 bin
-rwxr-xr-x   1 root     root      1392832 Aug 25 18:36 bin/busybox
lrwxrwxrwx   1 root     root            7 Aug 25 10:09 bin/addgroup -> busybox
lrwxrwxrwx   1 root     root            7 Aug 25 10:09 bin/adduser -> busybox
lrwxrwxrwx   1 root     root            7 Aug 25 10:09 bin/ash -> busybox
lrwxrwxrwx   1 root     root            7 Aug 25 10:09 bin/cat -> busybox
lrwxrwxrwx   1 root     root            7 Aug 25 10:09 bin/catv -> busybox
lrwxrwxrwx   1 root     root            7 Aug 25 10:09 bin/chattr -> busybox
lrwxrwxrwx   1 root     root            7 Aug 25 10:09 bin/chgrp -> busybox

何が起きているかお分かりだろうか? お恥ずかしながら、アーカイブにゴミが混入していると気づくまで、 何度も kernel を panic させてしまった。 シェルのカスタマイズをやりすぎるとロクなことにならない、 という典型例なのかも (^^;)。

senri:/ % (cd /usr/src/initramfs/; echo test) | od -t a
0000000 esc   E   m   A   c   S   c   d  sp   /   u   s   r   /   s   r
0000020   c   /   i   n   i   t   r   a   m   f   s  nl esc   E   m   A
0000040   c   S   c   d  sp   /   u   s   r   /   s   r   c   /   i   n
0000060   i   t   r   a   m   f   s  nl   t   e   s   t  nl
0000075
senri:/ % alias cd
set back="$cwd";chdir !*;if(!* =~ "..")set cwd="$back:h";chdir "$cwd";setProm
senri:/ % alias setProm
set prompt="${HOST}:${cwd} $prompt_tail_char "

この alias 設定は、 もうかれこれ 10年以上使い続けてきた設定。 こんな形で悪さをするとは... orz

ようやくマトモなアーカイブを作れたと思ったら、 今度は以下のような Kernel panic が起きた:

Unpacking initramfs... done
Freeing initrd memory: 1412k freed
...(中略)...
No filesystem could mount root, tried:
Kernel panic - not syncing: VFS: Unable to mount root fs on unknown-block(8,1)

「Unpacking initramfs... done」と出ているのだから、 cpio アーカイブはちゃんと展開できて ramfs としてマウントできているはず。 なぜに「Unable to mount root fs」なのか、 と思っていたのだが、 これは initramfs に「/init」が無いためだった (エラーメッセージが不親切杉!)。 initrd みたいなものだろうと思って、 起動スクリプトを「/linuxrc」というファイル名で作っていたのが敗因。

「/init」がないと initrd 扱いになってしまい、 RAM ディスクを mount しようとしていたが、 RAM ディスクドライバが組み込まれていなかったのでマウントできない、 というのが、このエラーメッセージの主旨だったようだ (素直に /init が見つからない、って言ってくれればいいのに...)。 「/linuxrc」を「/init」へファイル名変更してみると、 あっさり initramfs 上での起動に成功した。

% ls -lt /boot/*-2.6.20.*
-rw-r--r-- 1 root root 1643881 Sep  3 07:55 /boot/initz-2.6.20.18
-rw-r--r-- 1 root root 1193392 Sep  1 23:10 /boot/linuz-2.6.20.18
-rw-r--r-- 1 root root 2017936 May 12 19:31 /boot/linuz-2.6.20.11

2.6.20.11 を make したときは、 rootfs のマウントに必要なドライバを全てカーネルに詰め込んでいたのに対し、 2.6.20.18 では、 マウントに必要なドライバは極力 initramfs に入れた。 これにより linuz 単体のサイズは半分近くに減っている。 linuz (カーネル) + initz (initramfs) の合計サイズは 2.6.20.11 に比べ増えてしまっているが、 これは busybox だけで 1.3MB ほどあるため。 とはいえ、 initramfs 内では busybox よりも lib/modules 以下のサイズの方が倍ほど大きいので、 非効率というほどでもない。

senri:/usr/src/initramfs % ls -l bin/busybox
-rwxr-xr-x 1 root root 1392832 Sep  1 11:24 bin/busybox
senri:/usr/src/initramfs % du --max-depth=2 --byte
1397502	./bin
4740	./sbin
6204	./usr/bin
4334	./usr/sbin
8226	./usr/share
22860	./usr
4096	./dev/pts
4096	./dev/shm
12338	./dev
4108	./etc
4096	./mnt
2422679	./lib/modules
2426775	./lib
4096	./proc
4096	./tmp
4096	./var
4096	./sys
3895272	.

じゃ、いよいよハードウェアの自動認識をして、 適切なモジュールのみを組み込むようにしてみようかと思って、 いろいろ探してみたのだが、 どうしたことか適当なスクリプトが見当たらない。 1CD Linux の /linuxrc をいろいろ読んでみたのだが、 いまいちパッとするものがない。 デバイスの ID などがゴリゴリ書いてあるものが大半で、 どれもアドホックすぎるように思えたのである。

かといって、ハードウェアの認識を udev などに行なわせる、 というのは牛刀過ぎるように思えた。 なんたって init を起動する前のブートストラップなのである。 目的は rootfs をマウントするだけなのであるから、 あまりに汎用的な仕掛けは、いかがなものかと思うのである。

というわけで、 busybox だけでハードウェアの自動認識 & モジュール読み込みを実現することを 目標にしてみた。 前フリが長くなった (長すぎ!) が、ようやくここからが本題である。

More...
2007年8月24日

Advanced/W-ZERO3[es] アドエスを非常用の起動ディスクにしてみる

ノートPC を持ち歩いていると、たまに起動ディスクが欲しくなる。 カーネルや起動スクリプト、あるいはブートローダなどをいじっていて、 起動しなくなることが (しばしば ^^;) あるからだ。 ハードディスクから起動しなくなってしまうと、 起動ディスクが最後の手段となる (昔のノートPC では、 分解してハードディスクを取り出して内容を修正する、 という手段を使ったこともあったが、 最近のノートだと「ハードディスク保護」の仕掛けがあるようなので難しいだろう)。

昔は起動ディスクと言えばフロッピーディスクだった。 slackware の救急用ディスクを常備していた人も多いだろう。 そして今でも最後の最後の手段としてフロッピーディスクは万能である (実はつい最近、昔の VAIO C1 (無印) をいじっていたら起動しなくなって、 フロッピーディスクのお世話になってしまった)。 最近だとフロッピーディスクドライブがついているノート PC は、 ほとんど皆無だろう。 大抵のノートPC は、 USB 接続のフロッピーディスクドライブを使って起動できるとは思うが、 非常用起動ディスクのためだけにドライブを持ち歩くのもあまり現実的ではない。

フロッピーディスクの次に確実なブート手段というと、 CD/DVD ROM だろう。 CD からブートできない PC は、 さすがに最近ではほとんど見かけなくなった。 前述の VAIO C1 も CD からもブートできるのだが、 ドライブが悪いのか CD が悪いのか分からないが、 読み取りエラーが多発してブートできなかった。 滅多に使わないドライブだと光学系が経年劣化してしまうのか、 いつのまにか使えなくなってしまうので注意が必要である。

CD/DVD ドライブが内蔵のノートであれば、 Knoppix などの 1CD Linux を持ち歩けばよい。 12cm CD を常に持ち運ぶのが面倒という場合は、 名刺サイズの CD-R もある。 職場や自宅に何枚か 1CD Linux を常備している人も多いだろう。

私が普段持ち歩いているノートPC は、 レッツノート CF-R6MWVAJP (CF-W2FW6AXR から乗り換えた) なので CD/DVD ドライブが外付けである。 長期の旅行などでなければドライブを持ち歩くことはない。 なので、CF-W2 から CF-R6 へ乗り換えたのを機に、 非常用起動ディスクとして USB フラッシュメモリを使うようになった。 CD に比べコンパクトな上に起動時間も早いし、 (ライトワンスな CD-R と比べて) 内容の変更も手軽に行なえるので便利である。

しかし便利になると、もっと便利さを求めたくなるのがサガというもので、 USB メモリを常に持ち歩くのが面倒になってきた。 できたら常に持ち歩いているケータイを起動ディスクにできないだろうか?

幸い、私が使っているケータイ Advanced/W-ZERO3[es] (アドエス) は、 WM5torage を使うと、 アドエスを USB 大容量記憶デバイス (USB Mass Storage device) として使うことができるようなので、 syslinux を使って、 アドエスにブートローダを書込んでみると、 あっさり起動ディスクとして使えてしまった。 アドエスには 2GB の microSD を入れてあるので、 その片隅に 1CD Linux を入れておいても容量的には大して問題にならない。 常に持ち歩いているケータイをそのまま非常用の起動ディスクとして使えるので、 とても便利である。

- o -

と、これだけでは内容が無い (^^;) ので、 1CD Linux を USB メモリに入れて使う方法の解説などを... USB メモリへの書込むためのスクリプトを用意している 1CD Linux もあるようだが、 以下に説明するように 1CD Linux の起動の仕組みさえ理解していれば、 必要なファイル (基本的には、 カーネルと initrd と圧縮ディスクイメージの 3 つ) を USB メモリへコピーするだけの作業である。

むしろ CD に書込んで (仮想マシンを使えば書込まずに済むが、 面倒であることにはかわり無い) 1CD Linux をブートさせ、 書込みスクリプトを実行するよりは、 1CD Linux の ISO イメージから必要なファイルを取り出してコピーする方が、 手軽と言えるのではないだろうか? (もちろん万人向けの方法ではないが)

1CD Linux の起動は、おおむね次のようなステップを経る:

  1. BIOS が CD メディア上のブートローダを実行
  2. ブートローダが起動メニュー等を表示
    ユーザがブートパラメータを必要に応じて編集
  3. ブートローダがカーネル (vmlinuz など) と initrd を読み込む
    CD からの読み込みは、BIOS 経由
  4. ブートローダがカーネルを起動
  5. カーネルが initrd を RAM ディスクに展開し、ルートとしてマウント
  6. カーネルが RAM ディスク上の /linuxrc を実行
  7. /linuxrc がブロックデバイスをスキャン
    圧縮ディスクイメージ (/KNOPPIX/KNOPPIX など) が存在する ブロックデバイスを探す
  8. /linuxrc が見つけたブロックデバイスをマウント
  9. /linuxrc がマウントしたファイルシステム上の圧縮ディスクイメージをマウント
  10. /linuxrc の実行が終了すると、 通常の起動プロセス (つまり init の実行) が始まる

1CD Linux を USB メモリに入れるには、 上記ステップ 1. と 8. において、CD ではなく USB メモリが対象となるようにすればよい。 ステップ 1. は、BIOS による CD メディアの認識であり、 ステップ 8. は、カーネルによる CD メディアの認識である。 同じ CD メディアではあるが、認識を行なうプログラムが異なるので、 ステップ 7. で認識可能な全てのブロックデバイスをスキャンして、 自メディアを見つける必要がある。

なお、Puppy Linux の場合は、 ブートパラメータとして PMEDIA= を指定することにより、 スキャンするデバイスの種類を限定できる。 USB メモリに限定したいときは、「PMEDIA=usbflash」を指定すればよい。

スキャンしたデバイスが、 自メディアか否かを確認する方法は様々であるが、 おおむね特定のファイルが存在するか否かで判断している。 例えば、以下のような感じ:

1CD Linux確認方法
Knoppix /KNOPPIX/KNOPPIX knoppix_dir=, knoppix_name= で変更可能
Damn Small Linux /KNOPPIX/KNOPPIX knoppix_dir=, knoppix_name= で変更可能
INSERT /INSERT/INSERT insert_dir=, insert_name= で変更可能
Puppy Linux /pup_216.sfs 「216」の部分はバージョン番号
SLAX /livecd.sgn

ほとんどの 1CD Linux で、 圧縮ディスクイメージ (KNOPPIX, INSERT, pup_216.sfs など) の存在を 調べることによって自メディアを探し出しているが、 SLAX (Linux Live system) のように、 チェック用ファイル /livecd.sgn を CD に置いているケースもある。 /livecd.sgn は 243 バイトほどのファイルで、 以下のような内容である:

All available discs and CDROMs are mounted during the boot process.
When done, linuxrc script is looking for this livecd.sgn file.
It tells linuxrc where to mount the live filesystem from.

Don't delete this file, else your LiveCD won't work.

「Don't delete this file, else your LiveCD won't work.」と書いてある通り、 このファイルが存在しないと、 /linuxrc が SLAX のメディアを見つけられなくなってしまう。

これらの特定のファイルが存在するメディアであれば、 それがブートローダを読み込んだメディアと異なるメディアであっても、 構わず圧縮ディスクイメージをマウントして Linux が起動する。 だから例えば PXE でネットワーク経由 (tftp) で Knoppix のカーネルと initrd を読み込んで、 Knoppix CD メディアから起動させる、といったようなこともできる。 つまり、 カーネルが起動するまで認識できないデバイス (BIOS が USB 接続された CD/DVD ドライブを認識できない場合など) から起動させることが可能になる。

どのように自メディアを確認しているかは initrd の中の /linuxrc を読めば分かるのだが、 サイズ削減のためにカーネルの機能を絞っている場合があるので注意が必要である。 例えばINSERT v1.3.9b の場合、 カーネルが VFAT ファイルシステムをサポートしているにもかかわらず、 「Codepage 437」(VFAT ファイルシステムのデフォルト) をサポートしていないので、 VFAT ファイルシステムをマウントしようとしても失敗してしまう。 つまり圧縮ディスクイメージを VFAT ファイルシステム上に置くことができない。 /linuxrc 中には、

 case "$fs" in vfat)
  # We REALLY need this for INSERT on DOS-filesystems
  shortname="shortname=winnt"
  [ -n "$options" ] && options="$options,$shortname" || options="-o $shortname"
 ;;
 esac
 mount -t $fs $options $1 $2 >/dev/null 2>&1 && return 0

「INSERT on DOS-filesystems」という記述があるにもかかわらず、 カーネルに「Codepage 437」機能を組み込んでいないのはバグだと思われる。 このバグを回避するため、INSERT を USB メモリに入れるのであれば、 (1) USB メモリ全体を (FAT ではなく) ext2 でフォーマットするか、あるいは (2) USB メモリに複数のパーティションを作って、 圧縮ディスクイメージ INSERT を置くパーティションは ext2 でフォーマットする、 などとして カーネルがマウントできるファイルシステム (つまり ext2) 上に、 圧縮ディスクイメージを置く必要がある。 (1) の場合は、ブートローダとして extlinux を使えばよい。 ただし PC によっては、 FAT 以外でフォーマットした USB メモリではブートできない場合もあるので、 (2) のほうがお勧め。

さて、 ステップ 1. の BIOS によるブートローダの実行であるが、 大半の 1CD Linux では CD のブートローダとして isolinux が使われている。 isolinux というのは syslinux に含まれる、 CD-ROM 用のブートローダ。 syslinux には以下のブートローダが含まれる:

ブートローダブートメディア
syslinuxMS-DOS/Windows FAT ファイルシステム
pxelinuxPXE ネットワークブート
isolinuxISO9660 CD-ROM
extlinuxLinux ext2/ext3 ファイルシステム

各ブートローダは、 設定ファイル (isolinux の場合であれば isolinux.cfg) の書式が共通なので、 ブートメディアを変更しても、 設定ファイルはほとんど修正する必要がない。 1CD Linux を USB メモリ (FAT ファイルシステム) に入れる場合であれば、 設定ファイルのファイル名を isolinux.cfg から syslinux.cfg に変更するだけでよい。

1CD Linux から必要なファイルを USB メモリへコピーし、 syslinux コマンドを使ってブートローダを USB メモリへ書込めば、 Linux ブート可能な USB メモリを作ることができる。

参考までに、 私が SLAX 日本語版 を アドエスに入れた例を紹介する。 まず以下のファイルを SLAX 日本語版 CD-ROM からアドエスの microSD へ (WM5torage を activate した状態で) コピーした (もちろん memtest は、使わないならコピーする必要はないし、 起動画面の画像やヘルプ画面も、表示する必要がなければ不要)。

SLAX CD-ROM アドエス microSD
/isolinux.cfg /boot/syslinux/syslinux.cfg syslinux 設定ファイル
/boot/memtest /boot/syslinux/memtest memtest プログラム
/boot/vmlinuz /boot/syslinux/slax/vmlinuz カーネル
/boot/initrd.gz /boot/syslinux/slax/initrd initrd
/boot/splash.cfg /boot/syslinux/slax/splash.cfg SLAX 起動画面
/boot/splash.lss /boot/syslinux/slax/splash.lss SLAX 起動画面の画像
/boot/splash.txt /boot/syslinux/slax/splash.txt F1 を押したときのヘルプ画面
/boot/splash2.txt /boot/syslinux/slax/splash2.txt F2 を押したときのヘルプ画面
/livecd.sgn /livecd.sgn SLAX チェック用ファイル
/base/* /base/* SLAX のベースモジュール
/modules/* /modules/* SLAX のモジュール

syslinux 3.35 から、 設定ファイルをメディアのルートディレクトリだけでなく、 /boot/syslinux ないし /syslinux にも 置くことができるようになった。 microSD のルートディレクトリにたくさんのファイルを置くと混乱の元なので、 /boot/syslinux に置くことにした。 この場合、設定ファイルに相対パス名を書くときは、 設定ファイルを置いたディレクトリからの相対パスとなる。

SLAX CD-ROM の isolinux.cfg は、 カーネルのパス名などを相対パス名で指定しているので適宜修正する。 修正ついでということで、 SLAX 関係のファイルを /boot/syslinux/slax にまとめることにした。 こうすることにより SLAX 以外の 1CD Linux を同居させる際に混乱せずに済む (Knoppix, Damn Small Linux, Puppy Linux, SLAX を全て一本の USB メモリに 入れることも可能)。

また、SLAX 起動画面 splash.cfg は、 ファイル中に起動画面の画像 (四葉のクローバーの絵) splash.lss へのパスを指定しているので、 これも適宜修正する。

ブートローダの書き込みは、 Windows マシンで以下のように実行:

syslinux -ma -d /boot D:

「-ma」は、 「D:」ドライブ (USB フラッシュメモリのドライブ名) に MBR (マスターブートレコード) を書込むための「-m」オプションと、 そのパーティションをアクティブにするための「-a」オプションの指定。 Linux 上で syslinux コマンドを使ってブートローダを書込む場合は、 「-m」オプションが指定できないので、 別途 (dd コマンド等で) MBR を書込む必要がある。

「-d /boot」はブートローダ本体である「ldlinux.sys」を 書込むディレクトリの指定。 どこでもいいのであるが、まあ /boot あたりが無難だろう。 このコマンドを実行すると、 「/boot/ldlinux.sys」というファイルが作られる。

このブートローダは、設定ファイル syslinux.cfg を、 (/, /boot/syslinux, /syslinux の中から) 自動的に探してくれるので、 syslinux.cfg を編集したとしてもブートローダを再度書込む必要はない。 だから、別の 1CD Linux をこの USB メモリに同居させようとする場合は、 カーネルと initrd と圧縮ディスクイメージを適当なディレクトリへコピーし、 syslinux.cfg に必要な変更を加えるだけでよい。

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 07:24
2007年1月1日

赤外線リモコンを Linux からコントロール

あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。

fj.comp.dev.misc に昨年12月26日に投稿された記事 「USB赤外線リモコン on Mac OS X」で、
河野真治 @ 琉球大学情報工学 さん曰く:

パソコン用学習リモコン PC-OP-RS1
昔は、Crossam 2+ と、そのUSB version があったんだけど、 ちょっと高い。もう売ってないし。 これは、5,000円切っている。 もちろん、ドライバはWindows しかありませんが、 シリアルドライバなんて、なんとでもなる。libusb使ってもいいし。

鎌倉にお参りした帰り、たまたま立ち寄った ラゾーナ川崎 のビックカメラにて、 上記 PC-OP-RS1 を見つけたので衝動買い。

BUFFALOの学習リモコンPC-OP-RS1をLinux(fc3)で使う」を参考にしながら、 perl でテストプログラムを書いてみる。 PC-OP-RS1 は普通のシリアルデバイスとして Linux から見えるので、 CPAN の Device::SerialPort を使えば簡単にコントロールできる。 赤外線リモコンの信号を受信するには、

--> 0x72
<-- 0x59
(リモコン受信)
<-- 0x53
<-- リモコンデータ * 240Byte
<-- 0x45

とするだけ。 そして、受信した 240バイトのデータ(固定長)を、

--> 0x74
<-- 0x59
--> 0x31 ※ 1ch=0x31,2ch=0x32,3ch=0x33,4ch=0x34
<-- 0x59
--> リモコンデータ * 240Byte
<-- 0x45

などと PC-OP-RS1 へ送ってやれば、 PC-OP-RS1 から赤外線が発射される。
ビデオの赤外線受信部近くに、PC-OP-RS1 ↓ の送信部を設置した (両面テープでラックに固定)。

  PC-OP-RS1 & VTR

ラック下段にある PC の上の黒い箱状の ↑ モノが PC-OP-RS1 本体 (拡大写真)。

即席で作った perl スクリプト「irrc」(後述) を、 次のように「-r」オプション付で実行しておいて、 PC-OP-RS1 の受光部へ赤外線リモコンを向けてリモコンのボタンを押す。

% irrc -r
ffffffff0f00000080ff000000fc030000f01fc07f000000fe01fc070000e03f000000ff01fe030000f01f000080ff00fe010000f80fe03f000000ff000000fc07f01fc03f000000ff01fc07f80fe03f807f00ff01fc03f80f0000c07f00ff00fe03f80fe01fc07f00ffffffff07000000c03f000000ff010000f80fe01f000000ff00fe030000f01f0000807f00ff010000f80f0000c03f80ff000000fc07f00f0000c07f000000fe03f807f01f000080ff00fe01fc07f00fe03f80ff00fe01fc070000e03f807f00ff01fc03f80fe03f80ffffffff01000000f01f0000000000000000000000000000000000feffff

すると、このように 240 バイトのデータが 16進数で表示される。 このデータを irrc スクリプトの先頭部分で、

$Ir{'aPower'} = [
    pack("H*", "ffffffff ... 中略 .... 00feffff"),
    ];

などと定義する(ちなみに上記データは私の自宅のエアコンの電源ON/OFF)。 複数のボタンのシーケンスを定義する場合は、

$Ir{'AB'} = [
    pack("H*", "ボタンA を押したときの送信データ"),
    pack("H*", "ボタンB を押したときの送信データ"),
    ];

などと定義すればよい。 ここで定義したシーケンス名 (上記「aPower」や「AB」) を、 irrc スクリプトの引数として渡せば、 PC-OP-RS1 から赤外線が発射される。

以下、irrc スクリプト全体:

#!/usr/bin/perl
use strict;
use warnings;
use Device::SerialPort;
use Getopt::Std;

my %Ir;
$Ir{'vPower'} = [
    pack("H*", "ffffffffffffffffffffff0700000000007ef0831ff8c00f7e00003f00800ffc00003f00801f00c00700f00300f8c10f7c00003f00801f00e00700f0831f00c00f7ee0033ff8c10ffc00003ff00100fc00007e00001f00000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000000"),
    ];
$Ir{'aPower'} = [
    pack("H*", "ffffffff0f00000080ff000000fc030000f01fc07f000000fe01fc070000e03f000000ff01fe030000f01f000080ff00fe010000f80fe03f000000ff000000fc07f01fc03f000000ff01fc07f80fe03f807f00ff01fc03f80f0000c07f00ff00fe03f80fe01fc07f00ffffffff07000000c03f000000ff010000f80fe01f000000ff00fe030000f01f0000807f00ff010000f80f0000c03f80ff000000fc07f00f0000c07f000000fe03f807f01f000080ff00fe01fc07f00fe03f80ff00fe01fc070000e03f807f00ff01fc03f80fe03f80ffffffff01000000f01f0000000000000000000000000000000000feffff"),
    ];

our ($opt_v, $opt_r, $opt_d, $opt_c);
getopts("vrd:c:") || &help;
my $Verbose = $opt_v;
my $device;
if ($opt_d) {
    $device = $opt_d;
} else {
    $device = "/dev/ttyUSB0";
}
my $ch = 1;
if ($opt_c && $opt_c =~ /^[1-4]$/) {
    $ch = ord($opt_c) - ord('0');
    print STDERR "Ch: $ch\n" if $Verbose;
}
my $port = &openDev;
&sendData($port, "69");		# LED command
&expect("4f", &readData($port, 1));
if ($opt_r) {
    my $data = &receive($port);
    print unpack("H*", $data), "\n";
}
while ($_ = shift @ARGV) {
    if (defined $Ir{$_}) {
	print STDERR "Tx: $_\n" if $Verbose;
	for my $ir (@{$Ir{$_}}) {
	    &transmit($port, $ch, $ir);
	}
    } else {
	print STDERR "Unknown command: $_\n";
    }
}
exit 0;

sub openDev {
    my $port = new Device::SerialPort($device) || die;
    $port->user_msg(1);
    $port->error_msg(1);
    $port->baudrate(115200);
    $port->databits(8);
    $port->parity("none");
    $port->stopbits(1);
    $port->handshake("none");
    $port->read_const_time(100); # 0.1 sec
    $port->read_char_time(5);
    $port;
}

sub transmit {
    my ($port, $ch, $data) = @_;
    &sendData($port, "74");		# transmit
    &expect("59", &readData($port, 1));
    &sendData($port, sprintf("3%d", $ch % 10));
    &expect("59", &readData($port, 1));
    $port->write($data) || die;
    &expect("45", &readData($port, 1));
}

sub receive {
    my ($port) = @_;
    &sendData($port, "72");		# receive
    &expect("59", &readData($port, 1));
    &expect("53", &readData($port, 1, -1));
    my $data = &readData($port, 240);
    &expect("45", &readData($port, 1));
    $data;
}

sub sendData {
    my ($port, $str) = @_;
    $port->write(pack("H*", $str)) || die;
}

sub readData {
    my ($port, $len, $timeout) = @_;
    my $i = 0;
    my $j = 0;
    my $data;
    if (! defined $timeout) {
	$timeout = 10;
    }
    while ($i < $len) {
	my ($l, $d) = $port->read(1);
	if ($l > 0) {
	    $data .= $d;
	    $i += $l;
	    $j = 0;
	} else {
	    $j++;
	    if ($timeout > 0 && $j > $timeout) {
		print STDERR "TIMEOUT to read $len byte\n";
		exit 1;
	    }
	}
    }
    if ($Verbose) {
	print STDERR "read: ", unpack("H*", $data), "\n";
    }
    $data;
}

sub expect {
    my ($ex, $d) = @_;
    my $str = unpack("H*", $d);
    if ($str ne $ex) {
	print STDERR "expect $ex, but got $str\n";
	exit 1;
    }
}

sub help {
    print STDERR <<EOF;
Usage: psoprs1.pl [opt] <com>...
opt:   -d <dev>   set device
       -c <ch>    set channel
       -r         receive
       -v         verbose
EOF
    print "com: ", join(" ", sort keys %Ir), "\n";
    exit 1;
}

「irrc vPower」を実行すれば、ビデオの電源を ON/OFF し、 「irrc -c 2 aPower」を実行すれば、エアコンの電源を ON/OFF できる。 もちろんエアコンの電源を Linux から ON/OFF できてもあまり嬉しくないが、 CS/BS 放送や CATV のチューナのチャンネルを Linux から切り替えて、 そのチューナの出力を Linux マシンで予約録画できると便利。

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 17:06
2006年11月11日

ADSLモデム Aterm WD735GV の WAN 側 IP アドレスを取得する方法

ケータイのキャリアを WILLCOM に変えたついでに、 自宅のバックアップ回線も WILLCOM に変更した (メインの回線は Bフレッツ)。 マルチパック割引につられた (^^;) ため。 ケータイとの抱き合わせ割引でなくても フレッツより安い らしい。 普段はほとんど使わない (死活確認パケットを飛ばすだけ) バックアップ回線なので、 1円でも安いほうが助かる。

そして MNP が巷を賑わす昨今、なぜ MNP 対象外の WILLCOM かというと、 W-ZERO3[es] が 使いたかったから (^.^) であるが、 eメールの送受信と PHSへの通話が全て 定額料金に含まれるというのもうれしい。 おかげで一ヶ月の電話代が半額になった。

ウィルコムADSLサービスは、 アッカ・ネットワークスの ADSL サービスを使っていて、 アッカでは市販モデムを利用できるサービスは行なっていないという。 つまりアッカが(ウィルコムユーザ向けに) レンタルするモデムを使えということ。 それまで使っていたモデム (買い取り) が無駄になってしまうし、 このレンタルモデムはモデムといいつつルータ機能まで含んでいるので、 バックアップ回線として使いにくい機器だと困るなぁと躊躇したのも事実だが、 月額費用が 2000円ほど安くなる (モデムが買い取り可能ならもっと安くなるのに...) という誘惑には勝てず、乗り換えてしまった。

私が何のためにバックアップ回線を契約しているかというと、 メイン回線が落ちたときにも、 外部から自宅のサーバへログイン可能とするためである。 だから IP アドレスが固定割当てでないのであればダイナミックDNS などの 仕掛けを併用して、 外部からアクセスする際の IP アドレスが常に調べられなければならない。 反面、内部から外部へのアクセス (つまりいわゆる一般的なインターネットの利用法) には全くといっていいほど使用しないわけで、 普通の ADSLサービスの利用方法とは大きく異なる。 レンタルルータ込みのサービスだと、 提供側が想定する「標準的な」利用方法を「押し付けられる」リスクがあるわけで、 なるべくなら利用したくない、という思いがあった。 まあ、後述するようにそれは杞憂だったのであるが。

届いたレンタルモデム WARPSTAR Aterm WD735GV をいろいろいじっていると、 PPPoE パケットをスルーして、 ルータ機能を使わないことも可能であることがわかり一安心。 PPPoE の認証のとき必要となるログインID とパスワードも、 レンタルモデムから無事読み出すことができた。 というわけでしばらく (数日ほど) モデムとしてのみ使っていたのであるが、 レンタルモデムにルータ機能がついているのなら それを使いたくなるのが技術者のサガだろう。

ただし、外部からログイン可能、という条件だけは譲れない。 バックアップ回線としての唯一の存在意義だからだ。 それまで使っていたルータは、ダイナミックDNS サービスに対応していたので、 gcd.iobb.net を DNS で引けばルータの WAN 側の IP アドレスを 取得することができた。 今回のレンタルモデムには、少なくともマニュアルには、 WAN 側の IP アドレスを取得する方法は書かれていないし、 「クイック設定Web」インタフェースを見ても WAN 側の IP アドレスを取得できるページは見当たらない (「通信情報ログ」以外は)。

もちろん、このレンタルモデムを経由して外部にアクセスすれば、 WAN 側の IP アドレスが送信元アドレスとなるパケットが飛ぶので、 それをもとにダイナミックDNS に登録してくれるサービスがあれば いいのであるが、 そういったダイナミックDNS サービスを見つけるより、 WAN 側の IP アドレスを取得する方法を見つけるほうが早かった。

さてどうしたものか、と思って ダイナミックDNSサービス iobb.net のプロトコルを調べるためにダンプしておいた Aterm WD735GV との通信内容を眺めていると、 Aterm WD735GV が送信したマルチキャスト パケットを見つけた:

17:13:16.645897 IP (tos 0x0, ttl   4, id 2784, offset 0, flags [DF], length: 298) 192.168.1.251.1900 > 239.255.255.250.1900: [udp sum ok] UDP, length: 270
	0x0000:  4500 012a 0ae0 4000 0411 b845 c0a8 01fb  E..*..@....E....
	0x0010:  efff fffa 076c 076c 0116 484b 4e4f 5449  .....l.l..HKNOTI
	0x0020:  4659 202a 2048 5454 502f 312e 310d 0a48  FY.*.HTTP/1.1..H
	0x0030:  4f53 543a 2032 3339 2e32 3535 2e32 3535  OST:.239.255.255
	0x0040:  2e32 3530 3a31 3930 300d 0a4e 543a 2075  .250:1900..NT:.u
	0x0050:  706e 703a 726f 6f74 6465 7669 6365 0d0a  pnp:rootdevice..
	0x0060:  4e54 533a 2073 7364 703a 616c 6976 650d  NTS:.ssdp:alive.
	0x0070:  0a55 534e 3a20 7575 6964 3aXX XXXX XXXX  .USN:.uuid:XXXXX
	0x0080:  XXXX XXXX XXXX XXXX XXXX XXXX 3a3a 7570  XXXXXXXXXXXX::up
	0x0090:  6e70 3a72 6f6f 7464 6576 6963 650d 0a43  np:rootdevice..C
	0x00a0:  4143 4845 2d43 4f4e 5452 4f4c 3a20 6d61  ACHE-CONTROL:.ma
	0x00b0:  782d 6167 653d 3132 300d 0a4c 6f63 6174  x-age=120..Locat
	0x00c0:  696f 6e3a 2068 7474 703a 2f2f 3139 322e  ion:.http://192.
	0x00d0:  3136 382e 312e 3235 313a 3238 3639 2f75  168.1.251:2869/u
	0x00e0:  706e 702f 726f 6f74 6465 7669 6365 2e78  pnp/rootdevice.x
	0x00f0:  6d6c 0d0a 5345 5256 4552 3a20 4947 442d  ml..SERVER:.IGD-
	0x0100:  4854 5450 2f31 2e31 2055 506e 502f 312e  HTTP/1.1.UPnP/1.
	0x0110:  3020 5550 6e50 2d44 6576 6963 652d 486f  0.UPnP-Device-Ho
	0x0120:  7374 2f31 2e30 0d0a 0d0a                 st/1.0....

こんな、家庭用の安物ルータ (しかもモデムと称している) でさえ UPnP (Universal Plug and Play) をサポートしているような時代になったとは... シリアルケーブルでつないだ端末でルータ設定をしていたころが懐かしい... という感慨はサテオキ、 まずは 読みやすいように整形してみる (Universally Unique Identifier の部分は伏せ字)。

NOTIFY * HTTP/1.1
HOST: 239.255.255.250:1900
NT: upnp:rootdevice
NTS: ssdp:alive
USN: uuid:XXXXXXXXXXXXXXXXX::upnp:rootdevice
CACHE-CONTROL: max-age=120
Location: http://192.168.1.251:2869/upnp/rootdevice.xml
SERVER: IGD-HTTP/1.1 UPnP/1.0 UPnP-Device-Host/1.0

機器の詳細は、http://192.168.1.251:2869/upnp/rootdevice.xml を見よ、 と言っているのでアクセスしてみると、 レスポンス中に次のような記載がある:

<service>
<serviceType>urn:schemas-upnp-org:service:WANPPPConnection:1</serviceType>
<serviceId>urn:upnp-org:serviceId:WANPPPConn1</serviceId>
<controlURL>/upnp/control/WANPPPConn1</controlURL>
<eventSubURL>/upnp/event/WANPPPConn1</eventSubURL>
<SCPDURL>/upnp/WANPPPConn1.xml</SCPDURL>
</service>

実は UPnP を使うのはこれが初めてだったりする (^^;) のだが、 WANPPPConn1 という名称からしておそらくこれが「接続先1」を意味するのだろう。 サービスの詳細は、SCPDURL に書いてある URL を見ればよいのだろうと、 http://192.168.1.251:2869/upnp/WANPPPConn1.xml にアクセスしてみると、 GetExternalIPAddress というメソッドがあることが分かる:

 <action>
  <name>GetExternalIPAddress</name>
  <argumentList>
   <argument>
    <name>NewExternalIPAddress</name>
    <direction>out</direction>
    <relatedStateVariable>ExternalIPAddress</relatedStateVariable>
   </argument>
  </argumentList>
 </action>

試しに呼び出してみる:

#!/usr/bin/perl
use SOAP::Lite;
my $soap = SOAP::Lite
    ->ns('urn:schemas-upnp-org:service:WANPPPConnection:1')
    ->proxy('http://192.168.1.251:2869/upnp/control/WANPPPConn1');
my $som = $soap->GetExternalIPAddress();
my $ip = $som->valueof('//GetExternalIPAddressResponse/NewExternalIPAddress');
print "$ip\n";

するとあっさり Aterm WD735GV の WAN 側 IP アドレスを取得できてしまった。

use SOAP::Lite;」の部分を、 「use SOAP::Lite +trace => debug;」に変更すると、 http リクエストとレスポンスの内容を見ることができる。 これを真似して http リクエストを手で打ってみる (やはり、どんなプロトコルでも一度は手で打ってみないと... ^^;) と、こんな感じ:

% telnet 192.168.1.251 2869
Trying 192.168.1.251...
Connected to 192.168.1.251.
Escape character is '^]'.
POST /upnp/control/WANPPPConn1 HTTP/1.1
Host: 192.168.1.251:2869
Accept: text/xml
Accept: multipart/*
Accept: application/soap
Content-Length: 503
Content-Type: text/xml; charset=utf-8
SOAPAction: "urn:schemas-upnp-org:service:WANPPPConnection:1#GetExternalIPAddress"

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<soap:Envelope
 xmlns:namesp1="urn:schemas-upnp-org:service:WANPPPConnection:1"
 xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
 xmlns:soapenc="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/"
 xmlns:xsd="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
 soap:encodingStyle="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/"
 xmlns:soap="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/">
<soap:Body>
 <namesp1:GetExternalIPAddress xsi:nil="true" />
</soap:Body>
</soap:Envelope>

HTTP/1.1 200 OK
CONTENT-LENGTH: 423
CONTENT-TYPE: text/xml; charset="utf-8"
SERVER: IGD-HTTP/1.1 UPnP/1.0 UPnP-Device-Host/1.0
EXT:

<?xml version="1.0"?>
<SOAP-ENV:Envelope xmlns:SOAP-ENV="http://schemas.xmlsoap.org/soap/envelope/" SOAP-ENV:encodingStyle="http://schemas.xmlsoap.org/soap/encoding/">
	<SOAP-ENV:Body>
		<m:GetExternalIPAddressResponse xmlns:m="urn:schemas-upnp-org:service:WANPPPConnection:1">
			<NewExternalIPAddress>222.147.27.89</NewExternalIPAddress>
		</m:GetExternalIPAddressResponse>
	</SOAP-ENV:Body>
</SOAP-ENV:Envelope>

たかがルータの IP アドレスを取得するために、 これだけ沢山のデータをやり取りするのもどうかと思うが...

Filed under: システム構築・運用,ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 08:23
2006年6月4日

Wチューナ&ビデオキャプチャ カード GV-MVP/RX2W を使って Linux でテレビ録画

Linuxでテレビ録画を行なう方法は、多くの Web ページで紹介されているが、 ビデオキャプチャ カードによっては、 Linux カーネルのバージョンが変わると一筋縄にはいかなかったりするので、 現時点での Linux カーネル安定版の最新バージョン 2.6.16.19 で、 I-O DATA 製 ハードウェア MPEG-2 エンコーダ搭載TVキャプチャボード GV-MVP/RX2Wを使う方法をメモ (2.6.24.4 で使う方法)。

まず、 LinuxTVプロジェクトから V4L ドライバの最新版を取得する。 Mercurial (a fast, lightweight Source Control Management system) が インストール済であれば、

hg clone http://linuxtv.org/hg/v4l-dvb

を実行する。Mercurial が無い場合は、 MASTER v4l-dvb development repository から最新版を選んで「tree」をクリックし、 「gz」ないし「bz2」をクリックして tar ball をダウンロード。

そのまま make install してインストールしてもよいが、 make release VER=2.6.16.19 などと実行して、 現在使っているカーネルとは別のカーネルへインストールすることもできるし、 make menuconfig を実行して インストールするモジュールを選択してもよい。

私は、以下のモジュールのみ make した:

Multimedia devices  --->
  Video Capture Adapters  --->
    V4L USB devices  --->
      Hauppauge WinTV-PVR USB2 support

# Hauppauge 以外でも tveeprom.ko を用いるドライバであれば何でもよい

次に、ぱ研「LinuxでITVC16-STVLP」の ページに登録されている 0.6_svn3233-paken060421.tar.gz をダウンロード。 これをそのまま make すると version_check でひっかかるので、 Makefile の一行目を、

all clean install: version_check

となっているのを

all clean install:

に変更して make install する。 make KVER=2.6.16.19 install などと実行して、 現在使っているカーネルとは別のカーネルへインストールすることもできる。

/etc/modprobe.conf に以下の行を追加:

alias char-major-81 videodev
alias char-major-81-0 ivtv
alias char-major-81-1 ivtv
options ivtv ntsc=j tuner=46,46

チューナの video standard の設定を変更すると、 正しい選局ができなくなるようなので、 チャンネルを設定するプログラム等で video standard の設定を行なわないようにしておく必要がありそう。

私は録画 perl スクリプトを 自作して使っている (Video::ivtv & Video::Frequencies が必要)。

senri:/home/sengoku % tv -h
Unknown option: h
Usage: tv <opt>
opt:   -x               ; xine
       -X               ; mplayer YUV
       -u               ; ptune-ui
       -P <port>        ; TV server (http)
       -U <host>:<port> ;           (udp)
       -c <channel>     ; change channel
       -f <freq>        ; chage frequency
       -l               ; input from S-Video
       -r <sec>         ; mpeg to stdout
       -o <file>        ;      to file
       -t <time>        ; record at <time>
       -j               ; start at 0 sec
       -0               ; use video0
       -1               ; use video1
       -v               ; verbose

このスクリプトは予約録画 (-t オプション) もサポートしている他、 tv -P 1234 などと実行すると、 TVサーバとして利用することもできる。 つまり LAN 内の任意のマシンで、 VLC media playerを使って http://senri:1234/?c=1 などとチャンネル指定付で tv サーバへ接続し、 TVを視聴できる。

(ビデオキャプチャ・カード GV-MVP/RX2W を使って Linux 2.6.24.4 でテレビ録画)

Filed under: ハードウェアの認識と制御 — hiroaki_sengoku @ 12:45
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